困ったことに「きれいな姿をしたごみ」が生活の中にはたくさんあります。
きれいな姿をしているだけにごみだと気づきにくく、いらないと気づいても「もったいない」気持ちから捨てられずにいます。
1年間一度も着なかったきれいな服がその代表で、たしかになかなか捨てにくいことでしょう。
捨てるときの大原則は「誰かにあげることができないか」を考えてみることです。
案外、身近なところに必要としている人がいるかもしれません。
きれいなごみのいいところは、きれいだからプレゼントとしてあげてしまうことができるということです。
汚く不潔なものなら誰もが嫌がりますが、きれいな服なら「ほかの人なら着るかもしれない」と思います。
1年間も着なかったのは、こうした理由からです。
着ないからには必ずそれなりの理由があるはずです。
しかし、あなたの友人ならどうでしょうか。
もしかしたら趣味に合うかもしれませんし、着る機会もあるかもしれませんね。
どうしても捨てることができなければ、必要としている人にどんどんあげてしまいましょう。
友人でも親でも、知り合いでもかまいません。
服は着られるために生まれてきました。
着てもらえる人のところへ行くのが一番の幸せなのです。
ごみ処分のときは「あげる」か「捨てる」かのどちらかです。
まずはあげることから先に考えてみて、誰もいなければ思い切って捨ててしまうことです。
とにかくためておくことだけは避けておきましょう。
トイレを「まだ我慢できるからもう少ししてから……」という人に限って、後から大変なことになるのです。
出すべきときに出すことです。
いらない物はあなたの生活を毒してしまいます。こういうものは早めに出しておくほうがいいのです。