部屋がごみたちであふれかえると、もはや自分の部屋ではなくなります。
必要のない物が部屋にたくさんあるということは、倉庫になってしまっていると同じことなのです。
「自分らしい部屋」という特集や記事をよく見かけます。
本当に自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾に汗を流すより、ごみを捨てることが第一です。
模様替えや装飾がいけない、と言っているのではありません。
模様替えや装飾は、部屋にあるいらない物を捨て切ってからです。
ごみを部屋に置いたままだと、いつまで経っても自分の部屋が倉庫であることに変わりはないのです。
ごみ捨てをしていくと、部屋を占拠していたものがどんどんとなくなり、それだけで自分の部屋に戻っていきます。
部屋に何もないというシンプルさは、寂しそうな印象を受けるかもしれませんが、とんでもありません。
自分にとって本当に必要な物しかおいていないということであり、本来あるべき個性が浮き彫りになっている姿なのです。
ごみを捨て最後に残った物が、本当にあなたを反映させた物です。
部屋の中には、あなたが必要としている物しか置かれていません。
これが理想的な「自分の部屋」です。
部屋にたくさんのごみがあるのは、ごみと一緒に「同居」している人です。
それでは自分だけの部屋ではなく、ごみのための部屋になってしまうのです。
「もったいない」という気持ちをいつまでも持っていると、部屋にあるごみたちをふんぞり返らせてしまうだけです。