履歴書を書くときは、鉛筆は論外です。
基本的に、ボールペンか万年筆をおすすめします。
容易に書き換えられない履歴書のほうが、信用が高くなり、人物像のイメージがよくなるからです。
さて、あなたなら、ボールペンと万年筆のどちらを選びますか。
おそらく「ボールペン」と答えるでしょう。
ボールペンのほうが普段から使い慣れているため、履歴書もボールペンで書く場合が多いのではないでしょうか。
もちろんボールペンで十分です。
しかし、ここがポイントです。
この状況を逆手にとってください。
採用担当者の立場で考えてみましょう。
履歴書の大半がボールペンで書かれている中、万年筆で書かれた履歴書があると、かっこよく目立ちます。
テレビで、国家の代表者が重要文書を交わす場面を見たことがあるでしょう。
椅子に座ってサインをした後、代表者同士が握手を交わすシーンです。
この重要文書で使う筆記用具は、必ず万年筆です。
「公式文書は万年筆」という慣習は、ITが普及した現在でも続いています。
ボールペンより万年筆のほうが、公的な印象が強いため、あなたの信頼を高めやすくなるでしょう。
万年筆で書けば「本気で就職したい」「誠実である」などの好印象が、より伝わりやすくなります。
インクは、ブラックを使用しましょう。
万年筆による履歴書は、採用担当者を驚かせることができるでしょう。
「そこまでやるか」と思いますが、そこまでやるかどうかの判断は、あなたにお任せします。
本気で就職したい気持ちがあるなら、本気の姿勢は存分に見せたほうがいいでしょう。
特に、多くの人が募集する人気企業では、選考基準が厳しいため、万年筆が有利に働くはずです。
人生を左右するかもしれない就職活動です。
万年筆は少し費用もかかりますが、その費用で就職活動が有利になるなら、安いものです。
本気の姿勢を見せるなら、万年筆をおすすめします。