浪人の経験がある場合、履歴書への記載は不要です。
浪人時代に通っていた予備校も、記載する必要はありません。
予備校は、あくまで予備校であり、学歴ではありません。
高校卒業と大学入学の時期を見れば、採用担当者に浪人したことが伝わります。
留年の経験がある場合も、履歴書への記載は不要です。
大学の入学と卒業の時期だけ書けば、採用担当者に留年したことが伝わります。
浪人や留年は、ネガティブな印象が強いため、明確な記載は避けたほうがいいでしょう。
ただし、面接では、面接官が理由を尋ねてくる可能性が高くなります。
浪人や留年にいたった合理的な説明を、あらかじめ考えておくといいでしょう。
在学中の留学も、基本的に記載は必要ありません。
もちろんアピールしたければ記載してもいいですが、特別な理由がなければ、記載は不要です。
ただし、中退だけは記載が必要です。
中退と卒業は、意味が異なります。
中退は卒業ではないため、中退した学校名と時期を、きちんと記載しましょう。
中退した理由も、一言でかまいませんから、添えるようにしてください。
「(理由)家庭の経済的事情のため」
「(理由)母が大病を患い、長期入院のため」
「(理由)家業を手伝うため」
履歴書では、簡単な理由だけでかまいませんが、面接本番では、もっと具体的な説明を要求されることがあります。
少しでも前向きな印象になる説明を、しっかり準備しておきましょう。