つらい、苦しい、悲しい。
そういうときは、誰かを助けましょう。
もちろん助けるほどの十分な余裕はないかもしれませんが、できる範囲でかまいません。
助かりたいのは自分だと思いますが、ここが大切です。
人を助けると、不思議な現象が起こります。
いいことが、2つあります。
まず1つ目のいいことは、自分の精神的な苦しみが軽くなることです。
自分が苦しく感じるのは、注意が自分に向きすぎているからです。
自分のことばかり考えているから、自分の痛みが強調されます。
人を助けようとすると、自分から注意がそれるため、痛みが軽くなったように感じるのです。
2つ目のいいことは、元気がもらえることです。
助けることができれば、相手から喜ばれたり感謝されたりします。
「ありがとう」「助かった」「優しいね」と、嬉しいことを言われます。
明るい言葉によって、自分の気力になり、元気になります。
自分が生きている存在感が感じられます。
自分に自信がついてきます。
落ち込んでいた自分の気力が穴埋めされます。
人を助けようとすることで、結果として、自分が助かるのです。