人の体全身には、血管が張り巡らされています。
足の先から頭のてっぺんまで、ほとんど隙間なく、びっしり張り巡らされています。
血管は、3種類があります。
動脈、静脈、毛細血管です。
これらの血管をすべて合わせると、どのくらいの長さになるか、ご存じですか。
なんと、全長で、10万キロメートルです。
地球の赤道を、2周半できる長さです。
すごい長さですよね。
最も細い毛細血管は、赤血球より小さくなります。
赤血球より細い血管を、赤血球はどうやって通り抜けるのでしょうか。
赤血球は、コンニャクのように柔らかいため、細長い形に変化して、細い毛細血管を通り抜けることができるのです。
ちなみに、血液が全身を一巡りする時間は、およそ1分です。
1分で、地球を2周半しているわけです。
心臓から送られた血液が、体全身を巡り、血液は、酸素、栄養、水分などを細胞に運びます。
細胞から出された二酸化炭素や老廃物などを取って、尿などとして、体外に運び出します。
おかげで、手足が動き、脳が働きます。
素晴らしい体の神秘です。
私たちは、神秘的な力によって、今ここに、生きています。
生まれたときから当たり前のようにある体ですが、感謝しなければいけませんね。
ありがとう、血液さん、血管さん。
これからもよろしくお願いします。