トランポリンをご存じですか。
起源は、中世のサーカスといわれていますが、正式に開発したのは、ジョージ・ニッセンというアメリカ人です。
今では、運動器具や遊具としておなじみですが、世界に広まったのは、意外な歴史事情があります。
運動器具や遊具として、普及したのではありません。
第2次世界大戦中、アメリカの軍隊の訓練器具として使われたことで、広く普及した歴史があります。
たとえば、兵士が高いところから、飛び降りるときです。
けがをしないように受け皿として、トランポリンが役立ちました。
トランポリンが世界中に知られるようになり、運動器具や遊具になって、今の形になりました。
なかなか意外な歴史ですね。
トランポリンを使って、遊んだことはありますか。
トランポリンで跳ぶときには、最初がポイントです。
いきなり上には、飛べません。
まず一度、下に重心を落としてから、その弾力で、上に跳ね上がります。
下に重心を落とすほど、上に大きく跳ね上がれるようになります。
何度かジャンプを繰り返すと、だんだん高いところに手が届くようになります。
人生も、トランポリンです。
人生では、ある時期、ひどく落ち込むことがあります。
「できなくなった」「わからなくなった」「下がってしまった」などです。
下がったのは、むしろチャンスです。
一度、重心が下に下がることで、弾みをつけています。
落ち込んだら、上に向けて、跳ねましょう。
落ち込んでいる分、いつもより大きく上に上がることができるのです。