子どものころ、野原で動きのないチョウを見つけました。
動きがありません。
死んでいるものと思って、触ろうとした瞬間です。
ぱたぱたと羽を羽ばたかせ、空に向かって逃げていきました。
死んでいたわけではなく、単にじっとしていただけでした。
じっとしていると、死んでいるように見えます。
チョウらしくありません。
チョウは、羽ばたくのをやめないから、輝いています。
羽ばたき続けているから、生きているように見えます。
人生でも同じです。
じっと止まっていると、死んでいるのかと誤解されます。
常に、羽ばたき続ける姿勢が大切です。
うまくいかなくてもいいのです。
とにかく上に向かっていこうとする様子を見せることです。
チョウがそうであるように、羽ばたく姿勢があると、輝きます。
元気であることがわかり、生きている様子がうかがえます。
歩みを止めないことが大切なのです。