皮脂と水分量で肌のタイプを分けると、4種類あります。
「普通肌」「脂性肌」「乾燥肌」「混合肌(脂性乾燥肌)」です。
このほか「アレルギー肌」もよく聞かれます。
アレルギー肌は特定の物質に反応する特殊な肌質であり、皮脂と水分量の関係と異なるため、ここでは除外します。
自分の肌はどの肌に当たるのか、確認しましょう。
皮脂の分泌が多すぎず少なすぎず、肌がかさついてもいない状態なら、普通肌です。
理想的な肌の状態といわれます。
顔が皮脂で脂ぎってべたついているなら、脂性肌です。
特に額と鼻をつないだTゾーンは、皮脂の分泌が多いため、べたつきやすい傾向があります。
過剰な皮脂はにきびや肌荒れの原因になるため、余分な皮脂を定期的に取る必要があります。
肌が全体的に乾燥していて、かさかさしているなら、乾燥肌です。
肌の皮脂の分泌が少ないため、肌の表面の水分が蒸発しやすい状態です。
乾燥肌が悪化すると、角質がどんどん剥がれて皮膚のバリアー機能が弱くなり、敏感肌になります。
敏感肌は、乾燥肌がさらに悪化して、あらゆる刺激に敏感になった状態です。
乾燥肌は乾燥を防ぐため、油分と水分の両方を与え、保湿力とバリアー機能を高める必要があります。
混合肌とは、1つの顔に脂性肌と乾燥肌の両方が存在している状態です。
たとえば、Tゾーンは皮脂で脂ぎっているにもかかわらず、頬やフェイスラインなどがかさついている状態です。
脂性乾燥肌とも言われます。
脂ぎっている部分は皮脂を取り除きつつ、乾燥しているところは油分と水分をこまめに与える必要があり、手間がかかります。
4つの肌タイプの中で、最もスキンケアで手を焼く肌とも言われます。