「朝は時間がない」
「化粧水や乳液がもったいない」
「朝は、顔を洗うほど汚れていない」
朝の洗顔を省こうとする女性がいます。
夜、お風呂に入った後は、寝ている間に運動しているわけでもありませんから、汚れが目立っているようにも思えません。
しかし、やはり朝にも洗顔は必要です。
寝ている間、体温調整のため、汗をかいています。
一晩で、500ミリリットルの汗をかくといわれています。
また、夜中は、皮脂の分泌も活発になります。
寝ている間に分泌された大量の皮脂の中で、アクネ菌など、肌荒れに影響する菌が繁殖をしています。
そのうえ、寝ている間はじっとしていますから、部屋の空気中に浮遊しているちりやほこりが、顔の上にたまります。
そうした条件が整うことで、寝ている間も顔は汚れてしまうのです。
見た目はきれいな顔でも、寝起きの顔は、目には見えない汚れや菌がたくさん潜んでいる温床です。
敏感肌や乾燥肌など、肌に何らかの事情を抱えている人を除いて、朝にも洗顔は必須です。
朝に洗顔をすれば、もう1ついいことがあります。
メイクののりがよくなることです。
洗顔で顔をきれいにして、化粧水や乳液で保湿すれば、肌がしっとりして化粧がきれいに決まりやすくなるのです。