白ワイン・赤ワイン・ロゼワインの違いについて、ご存じですか。
「なんとなく見た目では理解をしているが、詳しい違いについてはよくわかっていない」
では、ここであらためてポイントを押さえておきましょう。
白ワインは、淡い色の「白ブドウ品種」から作られます。
種や皮を抜いた状態で醸造されます。
若い白ワインほど透明に近く、熟成されるほど色が濃くなります。
味は、甘口から辛口まであります。
冷蔵保存されているため、10度前後の冷たいものが一般的です。
味はよくフルーツに例えられます。
白ワインの種類によっては、リンゴ、モモ、オレンジにそっくりな味になります。
アルコール度数が低いものが一般的であるため飲みやすく、初めてワインを飲む人なら、白ワインがおすすめです。
白ワインとは対照的に、濃い色の「黒ブドウ品種」から作られます。
ブドウを、皮ごとつぶして発酵させて醸造されるお酒です。
室温で発酵させるため、レストランで出されるときも、室温が一般的です。
白ワインと同様、若いほど赤色が薄く、熟成されるほど濃い赤色になります。
それにつれて味わいも、軽い味わいから、どっしりした重みのある味わいへと変わります。
アルコール度数は、白ワインより高いものが一般的です。
また、抗酸化物質であるポリフェノールも、白ワインより赤ワインのほうが圧倒的に多く含まれるのも特徴の1つです。
美容や健康を意識する人は、赤ワインを選ぶ人が多いようです。
一言で言えば、白と赤の中間のワインです。
中間とはいえ、白ワインと赤ワインを混ぜて作るわけではありません。
白ワインと赤ワインの製法をミックスしているため、そう呼ばれています。
一般的な製法は、濃い色のブドウが発酵の途中、色づいたところで皮を取り除いて作られます。
そのため、ピンク色のワインになります。
ただしロゼワインの製法は、白と赤の中間の存在であるゆえに、製法も数多く存在しています。
また冷やしているものもあれば、室温のものもあり、多種多様です。
「白では軽すぎるが、赤では重すぎる」という人には、ロゼがおすすめです。
アルコール度数、ポリフェノールの含有量、飲み味なども、おおむね白と赤の中間と考えていいでしょう。