執筆者:水口貴博

ワインの30の基本知識

8

酔うためにワインを飲むと、失敗する。ワインは味わうために飲む飲み物だ。

酔うためにワインを飲むと、失敗する。ワインは味わうために飲む飲み物だ。 | ワインの30の基本知識

ワインは、ごくごく飲む飲み物ではありません。

水やソフトドリンクのような感覚で飲みません。

ごくごく飲んでしまっては、もったいない。

酔うために飲むものではありません。

酔うために飲もうとすると、流し込むような飲み方になります。

流し込むように飲んでいると、せっかくのワインの風味や味わいが素通りになります。

ワイン独特の風味や味わいが感じられにくいのです。

酔うためにワインを選ぶと、お金がかかります。

物によっては、1本が数万円というものがあるほどです。

味にせよ、お金にせよ、もったいない飲み方です。

ワインは、ちびちびと飲む飲み物です。

少量を口に含むだけで、口全体に広がる風味があります。

口の中で、花火が爆発するような感覚です。

ワインは、一般的に高価です。

しかし、少量ずつ消費しますから、その点を考慮すれば、高いとは言えません。

問題は飲み方です。

ワインの基本知識(8)
  • 酔うためではなく味わうために、ワインを飲む。
ワインは、高価どころか、むしろ安い?

ワインの30の基本知識

  1. 色で分ける、3つのワインの特徴と違い。
    白、赤、ロゼ。
  2. 製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。
    スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。
  3. ワインの名前の起源がわかれば、一番アピールしたいポイントがわかる。
  4. なぜ、ワインはたくさん種類があるのか。
  5. ハウスワインは、レストランの実力が反映されている。
  6. 急いでワインを冷やしたいときの3つの方法。
  7. ワインは、作り手のこだわりや情熱が伝わりやすい飲み物。
  8. 酔うためにワインを飲むと、失敗する。
    ワインは味わうために飲む飲み物だ。
  9. ワインは、高価どころか、むしろ安い?
  10. プロに見える、スパークリング・ワインの上手な注ぎ方。
  11. ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。
  12. なぜ、白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが大きいのか。
  13. ワインを保管するときに気をつけたい3つのタブー。
  14. ワインの「当たり年」「外れ年」の意味とは。
  15. シャンパンは、音を立てずに開けるのがエレガント。
  16. デザートワインの代表「貴腐ワイン」とは。
  17. ロゼの辛口スパークリング・ワインは、どんな料理にも合う万能ワイン。
  18. よいワインショップに見られる5つの特徴。
  19. ワインのコルク上部にあるカビは、品質劣化品と誤解されやすい。
  20. たくさんの種類のワインは、それだけ楽しみが存在するという証し。
  21. ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。
  22. 高級なワインや持ち込みワインは、少し残して帰ると、ソムリエに喜ばれる。
  23. 11月の第3木曜日は、ボージョレ・ヌーボーの解禁日。
  24. ワインに含まれる酸化防止剤には、意外な効用がある。
  25. フランス産のワインでよく目にする「AOC」とはどういう意味なのか。
  26. 高価な高級ワインを、簡単に飲む方法。
  27. ワインの堅苦しい持ち方は、自分がおいしくいただくためのマナー。
  28. ワイナリーの見学ツアーに参加すると、ワインへの意識が向上する。
  29. プロに匹敵する、ワインのコルクの上手な開け方。
  30. フランスの「セカンドワイン」の意味とは。

同じカテゴリーの作品

1:31

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION