執筆者:水口貴博

ワインの味わいを楽しむ30の方法

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ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。

ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。 | ワインの味わいを楽しむ30の方法

「おや。これはいけるぞ!」

そう思ったのは、私が赤ワインとマグロの叩きを一緒に食べていたときです。

私は刺し身が大好きです。

よくスーパーで、刺し身を買うのですが、マグロの叩きが安かったので買って帰りました。

マグロの叩きばかりを口にしていて何か物足りない気がしたので、それとなく赤ワインも一緒に口にしてみました。

ワインといえば、レストランで提供されるイメージが強いためか、洋食と一緒に飲むイメージがあります。

そこで邪道かもしれませんが、ちょっと冒険をしてみようと、ワインに刺し身を組み合わせてみたのです。

これが大当たりでした。

違和感がなく、合うので驚きました。

「新しい味を発見してしまった」

純粋な和食でもない。

純粋な洋食でもない。

何か今までにない新しい味を発見した気持ちになり、妙に嬉しい気持ちになってしまいました。

ワインは洋食と一緒に食べるイメージがありますが、そういうルールがあるわけではありません。

一般的に白ワインといえば魚料理、赤ワインといえば肉料理です。

その原則を、あえて破ってみたのです。

意外な発見に出合うことがあります。

  • お好み焼きに、赤ワイン
  • お寿司に、白ワイン
  • そうめんに、ロゼ
  • ウナギに、赤ワイン
  • 天ぷらに、白ワイン

また、赤ワイン・刺し身・チーズの3種の組み合わせも、マッチします。

組み合わせは、まだまだあります。

中には邪道と思われる組み合わせもありますが、面白いのでやってみましょう。

必ずしも合うとは限りませんが、もしかしたらなかには「いい組み合わせだ」という発見もあるはずです。

ルールはたしかに大切ですが、破ることで意外な味を発見する可能性が開けます。

今までにない新しい味を発見しようとすると、冒険者になっている気分になるのです。

ワインの味わいを楽しむ方法(28)
  • ルールをあえて破り、ワインとほかの料理を組み合わせてみる。
ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。

ワインの味わいを楽しむ30の方法

  1. ワインは、眺めるところから始まる。
  2. ワインのなじみを作る最初の第一歩。
  3. まずいのではない。
    たまたま口に合わないワインだっただけ。
  4. なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。
  5. 初心者は、白赤共通の万能ワイングラスがおすすめ。
  6. ワインは、コルクを開けた瞬間から、どんどん味が変わっていく。
  7. ワインのオーダー時に、ソムリエから言われた「デキャンタージュ」とは。
  8. 「ワインを開かせる」の意味とは。
  9. テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。
  10. 相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。
  11. ワインの試飲会を見逃すな。
  12. 飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。
  13. フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。
  14. ワインとの出合いは、一期一会。
  15. スクリュー・キャップだから、安物とは限らない。
  16. ワインを飲んで、悪い酔いしない方法。
  17. ワインパーティーで、手軽にワインを楽しめる。
  18. ワインをおいしく飲むための適温の目安。
  19. 室温でワインを保存できる日数とは。
  20. ワインを飲んで太ることはない。
    太る直接の原因は、おつまみだ。
  21. ワインセラーがあるとはいえ、いつまでも保存できるわけではない。
  22. ワイングラスは、ささいなことですぐ割れる。
  23. いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか。
    これが面白い。
  24. いきなり高価なワインに手を出しても、理解できない。
  25. ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。
  26. おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。
  27. 必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。
  28. ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。
  29. ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。
  30. 酒屋の店長と仲良くなっておかないのは、大きな損失と言っても過言ではない。

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