執筆者:水口貴博

ワインの味わいを楽しむ30の方法

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おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。

おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。 | ワインの味わいを楽しむ30の方法

レストランで、ソムリエから勧められたワインを飲むことがあります。

また、ワインショップで、店員から勧められたサンプル用のワインを一口飲むこともあるでしょう。

そうしたとき、感想を言わなければならない雰囲気が漂うことがあります。

一瞬、戸惑います。

「ワインというくらいだから、何か気の利いた感想を言ったほうがいいのではないか」と思うことはありませんか。

もちろんワインに親しみのある人なら、頭に浮かんだ感想を、そのまま言えばいいでしょう。

ほかのワインをよく知っていれば、比較ができたり違いを発見したりできるはずです。

「普通の赤より飲みやすいですね」「甘いですね、からいですね」など言えば「ワインのことをよくわかっている」と感じます。

ソムリエや店員との会話もいっそう盛り上がるに違いありません。

では、そうした感想が述べられない初心者は、ダメなのかというと、そうではありません。

おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいいのです。

ありふれた言葉ではありますが、恥ずかしいことではありません。

これで十分です。

ソムリエに対しても、ワインの生産者に対しても、やはりおいしいという一言以上に嬉しい言葉はありません。

ワインを作ったり給仕したりする人にとって、おいしく飲んでもらえるもらえるのが一番の喜びなのです。

ワインの味わいを楽しむ方法(26)
  • 堂々と「おいしい」と言う。
必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。

ワインの味わいを楽しむ30の方法

  1. ワインは、眺めるところから始まる。
  2. ワインのなじみを作る最初の第一歩。
  3. まずいのではない。
    たまたま口に合わないワインだっただけ。
  4. なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。
  5. 初心者は、白赤共通の万能ワイングラスがおすすめ。
  6. ワインは、コルクを開けた瞬間から、どんどん味が変わっていく。
  7. ワインのオーダー時に、ソムリエから言われた「デキャンタージュ」とは。
  8. 「ワインを開かせる」の意味とは。
  9. テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。
  10. 相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。
  11. ワインの試飲会を見逃すな。
  12. 飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。
  13. フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。
  14. ワインとの出合いは、一期一会。
  15. スクリュー・キャップだから、安物とは限らない。
  16. ワインを飲んで、悪い酔いしない方法。
  17. ワインパーティーで、手軽にワインを楽しめる。
  18. ワインをおいしく飲むための適温の目安。
  19. 室温でワインを保存できる日数とは。
  20. ワインを飲んで太ることはない。
    太る直接の原因は、おつまみだ。
  21. ワインセラーがあるとはいえ、いつまでも保存できるわけではない。
  22. ワイングラスは、ささいなことですぐ割れる。
  23. いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか。
    これが面白い。
  24. いきなり高価なワインに手を出しても、理解できない。
  25. ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。
  26. おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。
  27. 必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。
  28. ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。
  29. ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。
  30. 酒屋の店長と仲良くなっておかないのは、大きな損失と言っても過言ではない。

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