普段私たちは、空気を当たり前のものと思っています。
意識していません。
そもそも呼吸は無意識にしてしまいます。
無意識にしてしまうので、空気を吸ったり吐いたりするありがたみが薄れがちです。
しかし、呼吸は確実に気分と影響します。
それどころか、生命の源です。
食べ物は、少しくらい食べないのを我慢できますが、呼吸は我慢できません。
たった5分も呼吸を我慢すると、生死に関わるほどです。
空気は食べ物以上に重要です。
積極的に取り込んでいく必要があります。
少し考え方を変えてみましょう。
「空気は食べ物」と考えてみます。
もちろん厳密には食べ物ではありませんが、そういうふうに思ってみます。
そこら中に、おいしい空気という食べ物が浮遊している。
散歩とは「運動の時間」でありながら「食事の時間」です。
空気を食べ歩きしているというイメージです。
「たくさん歩いて、たくさんおいしい空気を吸うぞ」
そう考えると、なかなかユニークで面白いのではないでしょうか。
散歩に対する考え方が少し変わるはずです。
おいしい酸素を食べるために、歩くのです。