「ウォーキング」に関する書籍の多くは「正しい歩き方」という部分に重点を置いています。
「歩幅」「足の降り方」「手の曲げ方」「姿勢」など、そうした点に注意が向けられがちです。
当然です。
読んでいると、多くが体の部位の動かし方に注目が向きます。
しかし、大切な部分が抜け落ちています。
「表情」です。
別に歩いている途中の表情は、健康に何の関係もないと思われがちです。
しかし、実は関係があります。
気分に影響します。
大げさな笑顔になる必要はありません。
ほんのわずかに口角を吊り上げて、にっこりした表情になってみましょう。
にっこりした表情を維持しながら歩く。
いつもより明るい気分で歩くことができるに違いありません。
楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔になるから楽しくなります。
笑顔になるから、さまざまなことが明るく美しく感じられます。
歩くことも楽しく感じられますし、風景がいつもより華やかに感じられるようになります。
なにより歩いている人が、輝きます。
にこにこしている人を見ると「何かいいことあったのかな」「元気そうだな」と思います。
女性は、しかめ面で歩くより、にっこりしながら歩くほうが、絶対に美人です。
そういうところで差が出るのです。