本屋でじっと立ち読みをしていると、足がだんだん疲れてきます。
興味深い本があると、時を忘れて、立ち読みしてしまいますね。
立ち読みをし続けて足が棒になった経験がある人も多いことでしょう。
「疲れた。足が棒になってきたぞ」
しかし、よくよく考えると不思議なことです。
足を動かしているなら、疲れるのは理解できます。
ウォーキングやジョギングをしているなら、足を激しく動かすので、足が疲れて棒になっても不思議ではありません。
しかし、じっと立ち読みをしているとき、別に足を動かしているわけでもありません。
ただじっと立っているだけです。
なぜ立っているだけでも疲れてしまうのでしょうか。
実は立っているだけでも、足の筋肉は使われています。
足の筋肉だけではありません。
じっと立つ姿勢を維持しようと、つま先・アキレスけん・太もも周辺など、下半身の大半に大きな力が入っています。
ちなみに頭は、5キロほどの重さがあります。
ボウリングの球くらいの重さを、首の骨で支えているというイメージです。
そのうえ、バッグなどを手に持っているなら、腕や肩にも重さが乗りかかります。
長時間じっと立ち続けているだけでも、体全身の筋肉を使っていて、疲れてしまいます。
歩いているほうが、多くのカロリーを消費できますが、本屋でじっと立ち読みしているだけでも、カロリーを消費しています。
ちなみに体重60キロの人が1時間ほど立ち続ければ、120キロカロリーも消費されます。
無視できない量なのです。