散歩中、飼い主と歩いているかわいい犬に出会うことがあります。
しっぽを振っているので歓迎されているのものだと思い近づいたら「わんわん」と大きな声で、吠えられてしまった。
そんな経験はありませんか。
犬がしっぽを振っているときといえば、やはり喜びを感じているときが思い浮かびます。
しかし、しっぽを振っているからとはいえ、必ずしも喜んでいるとは限りません。
実は、喜んでいるときだけではなく、警戒・緊張・不安などを感じているときにも、しっぽを振る習性があります。
明らかにうなり声を上げていたり、牙をむき出したりしているなら、しっぽを振っていても「警戒されている」とわかります。
警戒・緊張・不安などを感じているときには、うなり声を出すことが少ないので、喜んでいるように見えてしまい、誤解を招きます。
本当に喜んでいるときのしっぽの様子は「付け根から左右に大きく振っているとき」です。
しっぽを左右に大きく音が聞こえるほど、大きく左右に振っているなら、嬉しさや喜びを表現していると考えていいでしょう。
しかし、小刻みに揺れていたり、ゆっくり揺れていたりするときには、嬉しさ以外の気持ちを表現している可能性があります。
先入観で判断せず、犬のしっぽは1つの参考ポイントです。
しっぽだけで判断せずに、犬の声や動き、態度など、総合的に犬の気持ちを探ろうとしていきましょう。