夫婦生活が長くなると、顔を向けない会話が増えてしまいがちです。
顔を向けず、言葉だけを聞いて「ああ」「うん」「へえ」と返事をしてしまいます。
慣れてしまうと自然とそうなってしまうから危ない。
この習慣がよくありません。
顔を向けてくれないことで「顔を向けるのさえ面倒なんだな」と悪い印象が伝わります。
心の距離が離れる。
心の距離が離れることで、会話はもっと少なくなる。
夫婦の温かさが、どんどん冷めてしまいます。
相手が自分のことをどう思っているのかというのは、不思議とわかります。
なぜわかるのか。
顔を向けるか、向けないかでわかります。
会話をするとき、普通は相手の顔や目を見て話します。
にもかかわらず、顔をそらして、目を合わせることもない。
顔を向けない理由は、意図的に顔を向けないこともあれば、面倒だから向けないこともあるでしょう。
いずれの場合にせよ、相手には確実に悪い印象が伝わります。
顔を見ないしぐさは、直接「嫌いです」と言っているわけではありませんが「自分を嫌っているのだな」とわかってしまいます。
相手に嫌っていることが伝わると、相手も顔を向けてくれないようになります。
自分のことを嫌いになっている人のことを嫌いになるのは、当然です。
とりあえず距離を置こうと思います。
顔を向けないし、目も合わせない関係が当たり前になっていき、定着してしまいます。
なかなか顔を合わせにくい雰囲気があっても、少しでも顔を合わせる時間を増やす。
少しずつ増やすイメージでかまいません。
顔を向ければ、自然と目を見ることができます。
目を少し見るだけでも意味があります。
相手の顔や目を避けるようなしぐさをなくすことで、お互いのマイナスイメージを取り払っていきましょう。