執筆者:水口貴博

子どもがすくすく育つ30の言葉

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「お礼を言われると、気持ちいいね」

「お礼を言われると、気持ちいいね」 | 子どもがすくすく育つ30の言葉

お礼に関しては「お礼を言うこと」を集中的に教えがちです。

よその人に、親切にされたとき、親は子どもに「お礼を言いなさい」といいます。

別になんてことはない、当たり前のことですね。

しかし、これだけでは足りません。

お礼を言わせることばかりを押し付けると、親切をされたらお礼をするという義務的な作業になりがちです。

条件反射になります。

条件反射も1つの技能ですが、お礼を「強制」や「義務」というイメージになってしまう。

「親切をされたら、感謝しなければならない」と心理プレッシャーを感じてしまう。

そうではありません。

大事な部分が抜けています。

「お礼を言われたときの立場」です。

子どもには、お礼を「言う立場」だけでなく「言われる立場」を感じてもらいます。

あなたがお礼を言われたとき、どう感じますか。

「ありがとう」と感謝されると、やはり嬉しく感じ、元気が出てきますね。

お礼を言われると「もっと親切にしよう。もっと喜ばれたいな」という気持ちになります。

この気持ちのよさを、子どもにも体感してもらうのが一番です。

誰かに喜ばれるというのは、充実感を得られることです。

誰かを助けたり手伝ったりした結果、子どもがお礼を言われる機会があれば、親はもう一言、そっと加えてあげましょう。

「お礼を言われると気持ちいいね」です。

すると、子どもはお礼を言われる気持ちよさを再認識できます。

どれだけ嬉しい気持ちになれるのかがわかると「ありがとう」という言葉に対して抵抗感が小さくなります。

お礼を言われて気持ちのよさがわかると、今度は自分もお礼を言いたくなります。

積極的に感謝ができる子どもへと育っていくのです。

子どもがすくすく育つ言葉(20)
  • お礼を言われることの気持ちよさを、再認識させる。
「初めからうまくできる人はいない」

子どもがすくすく育つ30の言葉

  1. 「自分の好きな道を選びなさい」
  2. 「自分がされたら、どんな気持ちになる?」
  3. 「まず簡単なことから始めましょう」
  4. 「簡単だよ」
  5. 「よく頑張ったね。
    偉い!」
  6. 「後悔しない生き方をしなさい」
  7. 「(失敗したとき)いい経験をしたね」
  8. 「失敗してもいいから、全力を尽くしなさい」
  9. 「自分のことは自分でしなさい」
  10. 「愛しているよ」
  11. 「お父さんはすごいね」「お母さんはすごいね」
  12. 「いい子だね」
  13. 「人は人。
    自分は自分」
  14. 「あなたの話を聞かせて」
  15. 「それからどうなったの」
  16. 「自信がないときほど、胸を張りなさい」
  17. 子どもの名前をきちんと呼ぶ。
  18. 「将来は何がしたい?」
  19. 「よく我慢したね。
    偉い!」
  20. 「お礼を言われると、気持ちいいね」
  21. 「初めからうまくできる人はいない」
  22. 「たまには休憩もしなさい」
  23. 「もったいない」
  24. 「勉強するときは勉強する。
    遊ぶときは遊ぶ」
  25. 「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」
  26. 「なぜそんなことをするの」
  27. 「もう少しでうまくいくね」
  28. 「やればできる」
  29. 「はきはき話をしましょう」
  30. 「お誕生日、おめでとう」

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