子どもは、親の礼儀や行儀を見習います。
真似によって、コピーします。
本来、親の礼儀や行儀がしっかりしていれば、ある程度は自然と子どもにも身につくはずです。
逆を言えば、親より礼儀や行儀がよくなることもありません。
親がやっていないことは、真似のしようがないからです。
親に追いつくことはできても、それ以上の礼儀や行儀は、どうすればいいのかわかりません。
もちろん子どもが多くの出会いの中で、親以上にしっかりした手本を見つけて、目標とすることはあるでしょう。
しかし、まだだいぶ先の話です。
子どもが幼い時期は、やはり親が一番の手本です。
すると、あることに気づきませんか。
親は子どもに礼儀や行儀のしつけをすることも大切ですが、それ以上に親が礼儀や行儀を整えることが、さらに大切です。
多くの礼儀や行儀が整っている親だからこそ、子どもも見習うべき点を多く見つけられ、コピーできるはずです。
「この年で今さらマナー教室なんて意味がない」と思っていませんか。
逆です。
今さらだからこそ、マナー教室に通う価値があります。
親になってからも、礼儀や行儀などのマナーを磨くことはできます。
マナーは、自分のためだけでなく、子どものためにもなるはずです。
そう思えば「今さらマナー教室なんて」という考えが一転するのではないでしょうか。
なにより、技能を高めようと親が奮起している姿は、子どもにとっての前向きな刺激になるはずです。
「親が頑張っているなら、自分も頑張らなければ」と思い、親を誇らしく思うでしょう。
大人でも、まだまだ自分を磨くことはできます。
大人である親が輝くからこそ、子どもも輝くのです。