子どもは生まれたときから、親からの強い保護を受けています。
そのため、親のありがたみが感じられにくくなっています。
まだ若い時期ですから、仕方ないことです。
せめて、親がどれだけわが子を思って、働いたり食事を作ったりしているのかを語ります。
「見ればわかる」「常識で考えればわかる」と思うのはよくありません。
ほんの少しでもいいから、子どもに伝わるように語ります。
気持ちを込めて語れば、少しくらいは伝わるはずです。
お父さんの場合なら、恥ずかしがらずに、子どものために仕事をしてる理由を語ります。
「お父さんは、わが子のために一生懸命働いているんだぞ」
「会社で大変な仕事もあるけど、わが子や生活のために踏ん張っているんだ」
少し気持ちを込めて話をするのがポイントです。
お母さんが共働きで仕事をしているなら、同様に説明しましょう。
たとえ専業主婦で定職に就いていなくても、食事をネタにして子どもに話をします。
「お母さんは、わが子のために一生懸命食事を作っているのよ」
「きちんと成長するために、栄養を考えながら作っているのよ」
どれだけ作るのが大変なのか、どれだけ栄養のことを考えて作っているのか、熱く語りましょう。
少しでも伝われば、御の字です。
伝われば、自然と親への態度が改善されていくはずです。