習慣というのは、体に染み付きます。
私たちは、普段、考えながら行動をします。
しかし、体の芯まで染み付いた行動は、頭で意識しなくても、勝手に動いてしまいます。
体の一部になっています。
私の場合で言えば「ご飯粒は残さない」というのは完全に体に染み付いています。
「残さないように食べよう」と思わなくても、自然に体が動きます。
ご飯粒を1粒でも残してしまうと、妙な罪悪感があります。
これは実家でお米を作っていて、幼いころから「ご飯粒を残さず食べなさい」というしつけを徹底されていたからです。
ご飯粒を残すと、叱られました。
昔からしつけられていると、どうも大人になってからも変えられません。
もはや、当たり前すぎだと思ってしまいます。
幼いときに身につけた行儀は、人格の土台を作ります。
だからこそ、若い時期のしつけというのは重要です。
大人になってから新しい作法やマナーを身につけることもできますが、身につけるなら子どもの時期こそ重要です。
しかも、できるだけ幼い時期からのほうがいい。
若ければ若いほど、頭が柔らかいので吸収がよく、体に染み付きやすい。
少し厳しいときもあるでしょうが、子どものために幼い時期こそ、徹底させるのです。