執筆者:水口貴博

子どもがすくすく育つ30の言葉

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「やればできる」

「やればできる」 | 子どもがすくすく育つ30の言葉

私の父の口癖に「やればできる!」という言葉があります。

父と一緒に行動していると、このキーフレーズがやけに耳につきます。

ほとんどの場合、父の独り言です。

一緒に家族旅行に出かけて、行き方がよくわからなくても「やればできるだろう」と言います。

ぶつぶつ「やればできるだろう」という独り言をいう父は、横で見ればかなり危ない人になっています。

しかし、そういうポジティブな考え方のせいか、事実、父が挑戦することは比較的うまくいっているように思えました。

そういう父ですから、私にもよく語りかけてきました。

海外旅行に出発する前に、父親に電話すると「いろいろ文化の違いはあるけれど、まあやればできるだろう」と言っていました。

昔から親がそういうふうに言い続けてきたので、どこか潜在意識の奥深くには、楽観的な考えが根強くあります。

あらゆることに挑戦するとき「やればできるのではないかな」と思ってしまいます。

親の口癖とはすごい力です。

よくよく考えると、実はまったく根拠のない言い方です。

できるという確証はどこにもありません。

しかし、やってみないことには、成功確率は確実にゼロです。

絶対に達成しうることはありません。

挑戦するというだけで、すでに成功への道を歩んでいます。

やれば、ある程度のことができるというのは、事実です。

「やればできるだろう」というキーフレーズを聴くと、なぜか元気になります。

不思議なことに、本当にやればできるのではないかとさえ思えてきます。

「やるからできる、やらないからできない」

このシンプルな法則に気づくことです。

親は、子どもに未来の希望を抱かせる言葉をかけることです。

やれるかどうかは、やってみないとわかりません。

やってもいないのに、できないという習慣を持たせないことです。

ある程度のことは、やればできるものです。

初めから諦める習慣がついてしまうと、何事も消極的になります。

根拠はないけれど、やればできると信じることは、やる気や元気を自家発電することができるのです。

子どもがすくすく育つ言葉(28)
  • 「やればできる!」と言い聞かせる。
「はきはき話をしましょう」

子どもがすくすく育つ30の言葉

  1. 「自分の好きな道を選びなさい」
  2. 「自分がされたら、どんな気持ちになる?」
  3. 「まず簡単なことから始めましょう」
  4. 「簡単だよ」
  5. 「よく頑張ったね。
    偉い!」
  6. 「後悔しない生き方をしなさい」
  7. 「(失敗したとき)いい経験をしたね」
  8. 「失敗してもいいから、全力を尽くしなさい」
  9. 「自分のことは自分でしなさい」
  10. 「愛しているよ」
  11. 「お父さんはすごいね」「お母さんはすごいね」
  12. 「いい子だね」
  13. 「人は人。
    自分は自分」
  14. 「あなたの話を聞かせて」
  15. 「それからどうなったの」
  16. 「自信がないときほど、胸を張りなさい」
  17. 子どもの名前をきちんと呼ぶ。
  18. 「将来は何がしたい?」
  19. 「よく我慢したね。
    偉い!」
  20. 「お礼を言われると、気持ちいいね」
  21. 「初めからうまくできる人はいない」
  22. 「たまには休憩もしなさい」
  23. 「もったいない」
  24. 「勉強するときは勉強する。
    遊ぶときは遊ぶ」
  25. 「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」
  26. 「なぜそんなことをするの」
  27. 「もう少しでうまくいくね」
  28. 「やればできる」
  29. 「はきはき話をしましょう」
  30. 「お誕生日、おめでとう」

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