「お誕生日おめでとう」という言葉は、誕生日にかける言葉です。
「だからなんだ。別に変わったことではないだろう」
たしかにそうですが、そこであなたに1つ質問です。
「お誕生日おめでとう」という祝福を、友人から言われるのと、親から言われるのとで、どちらが嬉しいですか。
ほとんどの人が、親から言われるほうが圧倒的に嬉しく感じるはずです。
もちろん友人からの祝福も嬉しいですが、親からの祝福は、何か特別な意味が込められている気がしませんか。
こそばゆいような、恥ずかしいような、照れるような、そんな特別な嬉しさがありますね。
実は、言葉は同じでも、友人と親とでは「言われる意味」が違います。
友人から「お誕生日おめでとう」と言われるのは、誕生日そのものを祝う言葉です。
「誕生日だね。よかったね」という意味です。
もちろん純粋に誕生を祝う言葉です。
そう言われると嬉しくなりますね。
一方、親から「お誕生日おめでとう」と言われるのは、もっと強い意味が込められています。
単なる祝福の言葉ではありません。
わが子が生まれてきたことに喜びを表現する言葉です。
「生まれてきてくれてありがとう。今日まで元気に生きてくれてよかった。これからも元気に育ってほしい」
子どもの存在を強く肯定しています。
「生きていることは素晴らしいね。あなたがいるから私も幸せ」
わが子の存在を肯定し、命の素晴らしさを伝える強い意味が込められています。
同時に強い愛情が感じられます。
友人からより親から祝福されるほうが、何倍も嬉しく感じるのはそのためです。
親は子どもの誕生日には、思い切って「お誕生日おめでとう」と言ってあげましょう。
単に口にするより、少し大げさに言ってあげるのがコツです。
子どもは親からお誕生日おめでとうと祝ってもらえるのが、一番嬉しいのです。