執筆者:水口貴博

子どもがすくすく育つ30の言葉

13

「人は人。自分は自分」

「人は人。自分は自分」 | 子どもがすくすく育つ30の言葉

まだ幼いころ、母から「人は人。自分は自分」という言葉をよく聞かされました。

この言葉に何度救われたかわかりません。

10歳を過ぎれば、他人の成長が気になり始める時期です。

自分より、モテる人がいて羨ましく思い始めます。

自分より頭のいい人がいて、驚くことがあります。

自分よりスポーツのできる人がいて、生まれつきの運動神経に嘆いてしまいます。

そういう人が羨ましくなると同時に「それに比べてなんて自分は情けないのだろう」と思います。

どんな世界でもそうですが、上には上がいます。

上を見れば、切りがありませんね。

だからとはいえ、下を見ればいいのかというと、そうでもありません。

自分よりできない人を見下したり、侮辱したりするのは、卑屈な心になります。

では、こういうときどうすればいいのでしょうか。

子どもを元気づけるいい言葉があります。

「人は人。自分は自分」という言葉です。

つまり「他人は気にするな。自分に集中せよ」という意味です。

他人とむやみに比べるのはやめて、まず自分に集中し、自分なりの全力を出し切ることです。

大切なことは他人の成長に一喜一憂するのではなく、全力を出しているかどうかです。

全力なら悔いはありませんね。

自分は他人より上か下かは、全力を出し切っていれば関係ありません。

やるだけのことをやれば、たとえ負けても、気持ちのいい負け方ができることでしょう。

その結果、子どもの心が健全に育つようになります。

自分より、上手な人がいれば、尊敬できるようになります。

一方、自分よりできない人がいれば「先生」になることができるようになります。

素晴らしいことですね。

親は暗示をかけるかのように子どもに「人は人。自分は自分」と言って元気づけてあげましょう。

そういう心の習慣を持たせるようにするのです。

子どもがすくすく育つ言葉(13)
  • 他人の成長を気にするのは、やめる。
「あなたの話を聞かせて」

子どもがすくすく育つ30の言葉

  1. 「自分の好きな道を選びなさい」
  2. 「自分がされたら、どんな気持ちになる?」
  3. 「まず簡単なことから始めましょう」
  4. 「簡単だよ」
  5. 「よく頑張ったね。
    偉い!」
  6. 「後悔しない生き方をしなさい」
  7. 「(失敗したとき)いい経験をしたね」
  8. 「失敗してもいいから、全力を尽くしなさい」
  9. 「自分のことは自分でしなさい」
  10. 「愛しているよ」
  11. 「お父さんはすごいね」「お母さんはすごいね」
  12. 「いい子だね」
  13. 「人は人。
    自分は自分」
  14. 「あなたの話を聞かせて」
  15. 「それからどうなったの」
  16. 「自信がないときほど、胸を張りなさい」
  17. 子どもの名前をきちんと呼ぶ。
  18. 「将来は何がしたい?」
  19. 「よく我慢したね。
    偉い!」
  20. 「お礼を言われると、気持ちいいね」
  21. 「初めからうまくできる人はいない」
  22. 「たまには休憩もしなさい」
  23. 「もったいない」
  24. 「勉強するときは勉強する。
    遊ぶときは遊ぶ」
  25. 「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」
  26. 「なぜそんなことをするの」
  27. 「もう少しでうまくいくね」
  28. 「やればできる」
  29. 「はきはき話をしましょう」
  30. 「お誕生日、おめでとう」

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