子どもが物事に失敗したとき「残念だったね」と慰めの言葉をかけることがあります。
失敗したときに「残念」という言葉だけでは心残りです。
それは「できなかった点」に着目した言い方です。
悔しい気持ちしか残りません。
そこで未来につながるような言い方があります。
「残念」より「もう少しでうまくいくね」です。
これは、うまくいくことに着目した言い方です。
「もう少しでうまくいくね」という言い方のほうが、明るさがあります。
「うまくいかなかったこと」より「もう少しでうまくいくこと」を褒めることです。
悔しい気持ちだけでなく「次こそは頑張るぞ」とやる気を出して、目を輝かせることでしょう。
親が「できなかった点」より「できている点」のほうを見てくれているとわかるので、落ち込みも小さくなります。
もし失敗の状態が、もう少しでうまくいく状態ではない場合は、次のような言い方もOKです。
「こうすれば上手にできるよ」
「いい感じだよ」
「もっと練習すればうまくいくね」
どれも、うまくいくことを前提にした前向きな言葉です。
子育て上手な親は、子どもを上手に慰めながら育てるのです。