狭い道を通っているときに、対向車がやってきました。
狭い道なので、脇に寄ることはできません。
どちらか一方が引き下がるしか、道を空ける手段はありません。
こんなときにあなたなら、どうしていますか。
「お前が道を空けろ」と、強い態度に出ていませんか。
クラクションを鳴らして、威圧的な態度になっていませんか。
たしかに相手の車のほうが道を空けやすい状況のときがあります。
しかし、偉そうな態度をされると、普段は冷静な人でも、いらいらするでしょう。
態度が悪いと、反抗したくなるのが人間です。
威圧的な態度のため、相手は腹が立ち、道を空けたくなくなります。
お互いがクラクションを鳴らし合い、たわいないことで衝突します。
問題は「態度」です。
頭では後ろに下がって道を空ければいいとわかっていても、態度が悪いと反抗したくなります。
むっとするのが人間です。
態度は重要です。
ぶつかりそうになったら「譲る」という癖をつけることです。
そういう「態度」が、重要です。
相手に対して優しくなる態度は、いらいらしている相手の態度を和らげます。
お互いに余裕のない思考を、冷静にさせます。
優しい人と接していると優しい気持ちになれるように、譲ろうとする態度があると、相手も譲ってくれるようになります。
対人関係はスムーズになります。
「お先にどうぞ」というのは、言葉の問題ではなく、態度の問題です。
アメリカには「レディーファースト」という習慣があります。
部屋の中に入るとき、男性が扉を開けて、女性に譲ります。
そういう優しい態度が、紳士にさせます。
だからモテます。
あなたの生活には、どれだけ「譲る」がありますか。
「譲るほどの状況でもない」と思うのではありません。
アメリカのレディーファーストのように、譲るほどの状況でなくても、譲ります。
態度の問題なのです。