「有言実行」とは、言ったことは必ず実行するということです。
「不言実行」とは、言わずとも実行するということです。
人付き合いでは、有言実行より、不言実行のほうが大切です。
本当の気持ちは、言葉を通して伝わるのではなく、態度を通して伝わるものです。
言葉に出して言わなくても、実際の行動さえ伴っていれば、言葉以上に気持ちが伝わります。
「悲しいです」という言葉では、本当に悲しんでいるかどうか、気持ちが伝わってきません。
しかし、無言でも、涙を流している顔を見ると、本当に悲しんでいる気持ちが伝わってきます。
「必ず約束を守ります」という人が毎日、学校に遅刻をしていれば「この人は嘘を言っている」と思います。
しかし「必ず約束を守ります」と言わなくても、無遅刻できちんと時間を守る人は、ルールを大切にしていることが伝わってきます。
態度は、言葉に勝るのです。
言葉だけでは、気持ちは伝えられません。
態度が伴って、初めて伝わるのです。
態度で示すことができれば、言葉以上のパワーを発揮します。
人間関係は、言葉によるやりとりより、態度によるやりとりのほうが重要です。
態度が、信頼と信用を作っていくのです。