すべてを言い切ることがよいことだと思われがちな人間関係です。
しかし、実際にすべてを言い切るような態度を取ってしまうと、妙にお説教っぽくなります。
「ああしたほうがいい。~だからだ。私は昔~で、かくかくしかじか……」とたくさん語ってしまうと、お説教になります。
話をしている側は、本人のためを思ってたくさん語っているつもりでしょうが、相手にはお説教を受けている気持ちになるだけです。
人間関係では、何でもかんでもすべて言ってしまうことがよいことだとは限らないのです。
すべてを言い切らない優しさを持ちましょう。
すべてを言い切らないことは、面倒だからではなく、相手に対する優しさとして考えるのです。
ヒントだけを与えて、後は本人に考えてもらう。
これが、上手な教え方です。
本人が一生懸命に考えたことが、一番身につくのです。