会社の中では地位や肩書があり、人間関係に上下差が出てきます。
いえ、むしろ上下差がないと、うまく仕事が回らないのが会社です。
きれいに仕事をこなすためにも、命令する側とされる側とではっきり区別をつけておいたほうが、いざこざが少なくてすむのです。
会社の上司と友人になれないのは「地位」があるからです。
地位が入ってしまっては、言いたいことが言えず、なかなか打ち解けた雰囲気というのも大変です。
会社の人間関係では地位の上下差はつきものですが、友人関係では同じようにならないように気をつけましょう。
友人関係では「平等」こそが、理想の関係となります。
友人を作るときには、お互いが「平等」に話ができることを目指していくようにしましょう。
「地位」や「肩書」はやめて(できれば年の差も関係なく)「平等」でいけばいいのです。
平等であるほど、見かけに関係なく、仲良くなれます。
私が中学1年生のときの話です。
当時、3年生である先輩に「敬語は使わなくていいよ」と言われました。
敬語を使ってしまうと、他人らしくなり、距離を感じるというのです。
私がうっかり敬語を使ってしまうと、先輩から「やめてほしい」と頼まれたくらいでした。
先輩は、後輩と本当に仲良くなりたいがために、敬語は障害になってしまうことを知っていて、言ってくれたのでした。