私には「指さし呼称・声だし確認」という職業病があります。
仕事で毎日しているために、体にまで染み込み、日常生活でも無意識のうちにしてしまいます。
癖になり、大勢の人がいても恥ずかしがることなく、できてしまいます。
仕事でサービスを直接提供しているサーバーにログインして作業を進めるときには「指さし呼称・声だし確認」が常識です。
1つの間違ったコマンド投入が、何百万人、何千万人の人に影響を与える可能性があります。
コマンドを投入する前には、声を出して指を差してから、投入します。
そういう仕事をいつもしていますから、日常生活でも指さし呼称・声だし確認が癖になってしまっています。
部屋の鍵を閉めるときにも「鍵を閉めた。よし!」と声に出して、人差し指で差します。
たったこれだけですが、頭が回転します。
目視だけなら視覚だけの情報になるため、刺激も小さくなります。
部屋を出てから「そういえば鍵をかけたっけ?」と忘れてしまうのです。
鍵を閉めるときも、施錠した記憶が残るように、指を差して、声に出します。
人間は、多くの感覚器官を使って行動したほうが、意識が覚醒し、集中力・注意力・記憶力も向上します。
多くの感覚器官を使うために「指さし呼称・声だし確認」を行います。
人間には、していい癖と、悪い癖があります。
人の迷惑になるような癖はしてはいけませんが、他人の迷惑にならず、自分の生活に役立つ癖は、してもかまいません。
その代表的な1つが「指さし確認・声だし確認」です。
私の場合、この癖で1つも損をしたことがありませんし、実生活に役立っています。