学校の勉強は、強制です。
小学生の勉強では社会で必要な基本的な勉強ですから、まだわかります。
しかし、大学で勉強するような難解な学問が、本当に社会で必要なのかというとはなはだ疑問が残ります。
学生時代は、学校のルールに従わなくてはならないので、やむなく勉強をするしかありません。
興味のある勉強だけでなく、興味のない勉強までしなくてはならず、できるだけ高得点を目指すため、精神的な苦痛が伴います。
できなければ叱られる。
できればもっと高得点を取るようにと言われる。
終わりがなく、常に苦しみが付きまといます。
しかし、学生のころにどんなに勉強嫌いの人でも、社会人になれば、必ず勉強がしたくなります。
学生のころは、アレルギーが出るほど嫌いだった勉強も、社会人になれば不思議と勉強が好きになってしまうのです。
社会人になってからの勉強は、直接自分の身に跳ね返ってくるからです。
勉強すれば、それだけ物事がわかるようになり、その恩恵が直接自分に返ってくることが肌で感じられます。
また勉強すれば、事前に起こるであろう危険を察知したり、避けたりできるようになります。
だから勉強が面白くなり、好きになってしまうのです。
どんなに勉強が大嫌いな女の子でも、結婚をして子どもを産めば、必ず進んで勉強するようになります。
本屋に行って、育児書を自分のお金で支払って購入し、必死で勉強するようになります。
自分の身に関わることであり、子どもの成長のために直接必要な知識になりますから、親は勉強がしたくなるのです。
社会人になれば、とにかくたくさん勉強したくなります。
育児だけでなく、お金や社会、仕事の勉強など、自分に関わることは、内容が自分に跳ね返ってくるため、学びたくなるのです。