勉強を、自分を知るきっかけにしましょう。
勉強というフィルターを通すと、自分がどんどん見えてきます。
さまざまな困難を与える勉強は、本当のあなたを教えてくれる先生です。
私は、部屋で勉強できないタイプなのですが、それを知ったのは勉強がきっかけでした。
部屋の中で勉強をしていると、眠くなったり、集中できなかったりします。
「きっと自分はそもそも勉強ができないタイプなんだ」と、最初は思っていました。
できない理由は深く考えず、自分の出来の悪い頭に悔しがっていました。
しかし、ある日、ふとしたきっかけで、外で勉強をすることになります。
そこで、まったく違う自分を発見します。
外にいるほうが、自室でこもって勉強するより、はるかに集中できて、はかどるのです。
勉強ができなくて、悩む。
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部屋でいくら勉強しても集中できず眠くなる。
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環境を変えて、勉強してみる。
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外で勉強したほうが、はかどることを知る。
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図書館、コーヒーショップを利用して、外で勉強するように対策を採る。
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勉強ができるようになる。
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そのほかさまざまな試験勉強、仕事のときにも、活用できる。
このように勉強を通して自分を知るきっかけにし、対策を考えます。
私の場合は、勉強をするために「外で勉強をすればいい」という対策をとったことで軌道に乗り始めました。
きっかけは「勉強ができない」という落ち込みからです。
勉強でつまずいて対策をとったことで「部屋では勉強できない性格」を知ります。
性格は変えようと思っても、なかなか変えられません。
自分の性格をそのままにして対策をとったわけです。
単なる勉強の仕方だけに限りません。
自分はどのような科目を得意とするのかも、勉強をしてみて初めてわかります。
英語だけは、少し勉強すれば高得点を取れたり、数学はいくら勉強しても得意になれなかったりと、そういう経験はありませんか。
私は機械関係の勉強だけは、昔からよくできていました。
理科の授業でも、電気が関わる話になると、相性がよいため、すらすら覚えます。
機械関係が得意であることを知り、それを生かし今では関連している仕事に就いています。
そもそもの相性がいいですから、仕事でうまくいくのも当然です。
自分を知らずして、仕事を選べないように、自分を知ることで職業の選択もうまくできるようになるのです。
自分を知るから、コントロールの仕方がわかります。
勉強だけでなく、仕事や恋愛など、自分を知ることで、どう対応すればいいのかがわかるのです。
まず知るべきは、自分です。
自分を知るために、勉強というフィルターを大いに活用するべきなのです。