私たちは資本主義社会に生きています。
世の中のほとんどのものは、有料です。
商品を買うにもサービスを利用するにも、一定のお金がかかります。
お金があればあるほど、できることも多くなります。
しかしそんななか、無料で利用できるものもあります。
たとえば、公園や図書館は無料で利用できます。
公園ではベンチや花壇があって、のんびりリラックスできる空間が広がっています。
図書館には無数の書籍があって、どれでも無料で利用できます。
普段何気なく使っていますが、これほど便利な場所を無料で利用できるのはありがたいことです。
無料で使えるアプリやソフトがあります。
無料だからといって、自然と勝手にできたわけではありません。
どんなアプリやソフトも必ず開発者がいて、血と汗を流した結果、完成したものです。
作って終わりではなく、セキュリティー対応や機能追加など、日々更新も行っています。
多大な労力をかけて作ったものを無料で利用できることに、感謝することが大切です。
無料で利用できるウェブサイトもあります。
世間では「ウェブサイトは無料で利用できるもの」という認識ですが、突然現れたわけではありません。
ウェブサイトも、アプリやソフトと同様、開発者・運営者がいます。
ウェブサイトの開発には、デザイン費やシステム開発費など多大な制作費がかかっています。
運営には、電気代、ドメイン代、サーバー代などのコストがかかっています。
無料で使えるものであっても、実際はきちんとコストがかかっているのです。
美術館・博物館・動物園などでは、観覧料・入園料が無料となる日を設けていることが少なくありません。
たとえば、東京国立科学博物館の総合文化展や、国立西洋美術館の常設展、上野動物園では、無料の日が設けられています。
靖国神社にある遊就館は、小学生が無料です。
国営昭和記念公園では、都市緑化月間の期間中は無料です。
普段は有料であっても、特定の日や期間だけ観覧料・入園料が無料となるケースとなるのは嬉しいですね。
世の中には無料で利用できるサービスが数多く存在しています。
お金を支払うことがないので、経済的な痛みがありません。
長く使っていると、無料で利用できて当然と思いがちですが、そうではありません。
あらためてそこに意識を向け、感謝の気持ちを持つことが大切なのです。