今日食事ができることに感謝しましょう。
食事ができるのは普通のことに思えますが、世界を見渡すと、食事をすることが困難な地域は少なくありません。
あまりに貧しくて「毎日食べていくのに必死」「今日食べていくのがやっと」という暮らしをしている人がいます。
おなかをすかせた結果、亡くなっている人も大勢います。
国連児童基金(ユニセフ)と世界銀行の報告書によると「世界の子供の6人に1人が極度の貧困の中で暮らしている」とあります。
特に発展途上国では、今日の食事すらままならないというのが現状なのです。
だから、食事ができることに感謝をするのです。
食事をいただくときは「いただきます」と手を合わせましょう。
食事を終えたときも同じく「ごちそうさまでした」と手を合わせましょう。
食事への感謝の気持ちを持てば、ますます食事がおいしく感じられるようになります。
食べ物を作ってくれた生産者さん、食べ物を運んでくれた運送屋さん、調理を作ってくれた方々も思い浮かべてみてください。
食べ物が私たちの口に入るまでには、生産・加工・流通・調理の流れがあり、多くの人の尽力があります。
食事をするということは、命をいただくということです。
米であれ、肉であれ、野菜であれ、元をたどると「命」であり「大地の恵み」です。
食事ができるおかげで今日も生きられ、元気に活動できます。
食べ物が食べられることは、当たり前のことではなく、幸せなことです。
すべての食べ物に感謝しましょう。
そして、もうひとつ忘れてならないことは「おいしくいただけることへの感謝」です。
おいしい料理は、突然ぽんとできるわけではありません。
おいしい料理があるのは、上手に作ってくれた人がいるからです。
上手に味付けがされていて、食べやすいような工夫がされていて、おいしく見える盛り付けがされています。
親であれば、愛情を込めて作ったに違いありません。
料理がおいしいのは、料理人の努力のたまものです。
野菜や果物にも注目です。
旬を迎えた野菜や果物は、おいしい。
そのまま生で食べても、十分なおいしさを感じますね。
野菜や果物を育てて作ってくれた農家の方々にも感謝です。
食事のときは「おいしい、おいしい」と思いながら食べてみてください。
ますますおいしく感じられます。
おいしいと感じることも、幸せの1つです。
食は、私たちの基本です。
おいしいものを食べると、それだけで元気になり、幸せな気持ちになれます。
落ち込んでいても、おいしいものを食べると、それだけで元気になるのです。
食事ができるだけでもありがたいことですが、おいしく食べられることはもっとありがたい。
「飽食の時代」と言われて久しいですが、それでも食事をするたびに、感謝の気持ちを持つことは大切です。
今日も感謝の気持ちを持ちながら、食事をおいしくいただきましょう。