執筆者:水口貴博

食生活を豊かにする30の方法

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日々の食事は、褒めるトレーニング。

日々の食事は、褒めるトレーニング。 | 食生活を豊かにする30の方法

食事をするたびに、何か1つ褒めてみましょう。

食べているものについて、何でもいいので素晴らしいところを見つけて褒めるのです。

褒める力を鍛える機会になります。

褒める対象は「人」でなく「食べ物」でもいいのです。

食べ物であっても、褒める対象としては十分。

「素晴らしい部分・優れたところを見つけ、評価する」という点は、人も食べ物も同じです。

普段から食べ慣れているものでも、きちんと褒めてみましょう。

「いつもの味」「別に変わったところはない」「褒めるところはない」と思うかもしれませんが、実際はそうでもありません。

じっくり観察すれば、何か素晴らしいところが見つかります。

自分なりの価値観でいいのです。

褒めるポイントは、味でも香りでも見た目でも何でもかまいません。

何でもいいので、少なくとも1つは褒めてください。

自分が「素晴らしい」「優れている」と思うところなら、何でもOKです。

日々の食事は、褒めるトレーニング

何か優れたところが見つかったら、ストレートに褒めてみましょう。

秀逸なコメントである必要はなく、平凡なコメントで十分です。

口に出して言ってもいいですが、心の中でつぶやくだけでもかまいません。

肉であれば「お肉が分厚くて食べごたえがある」「肉汁がおいしい」と褒めてみます。

白ご飯であれば「お米がきれいだね」「粒の形がしっかりしているね」と褒めてみます。

ミルクコーヒーであれば「甘くておいしい」「癒やされる」と褒めてみます。

ブラックコーヒーであれば「香りがいい」「すっきりした苦みだね」と褒めてみます。

シナモンロールであれば「渦巻きの形が面白い」「パン生地が柔らかいね」と褒めてみます。

「こんな小さなことを褒めていいの?」と思うくらいでちょうどいい。

大きく目立ったところだけ褒めるのではなく、小さなことや細かいところを褒めていきましょう。

褒めるとは「どれだけ小さな点に注意を向け、大きく取り上げるか」です。

普通のことでも、美点や長所として見つけ出していくことです。

褒める力を鍛えるとは、こういうことです。

日々の食事を、褒めるトレーニングの機会に変えよう

初めて食べるものなら、何か褒めてみましょう。

いいところがたくさん見つかれば、いくつ褒めてもOKです。

たとえ食べ慣れているものであっても、しっかり観察すれば、褒める点が見つかるはずです。

1回の食事につき、食べるものの中から何か1つは褒めてみましょう。

1日3回食事を取っているなら、1日3回褒める機会があるということです。

1週間で21回褒める機会ができることになります。

1年間なら1095回褒める機会ができることになります。

日々の食事を褒めるトレーニングの機会に変えてください。

楽しい気持ちで取り組むのが、長く続けるコツです。

あなたの観察力が高まっていき、褒める力が鍛えられていきます。

普段から食事を褒めていると、人間関係でも褒めるのが上手になる

普段から食事を褒めていると、人間関係でも褒めるのが上手になります。

褒める対象が「食べ物」から「人」に変わるだけです。

「素晴らしい部分・優れたところを見つけ、評価する」という点は、人でも食べ物でも同じです。

日々の食事で褒める力を鍛えておけば、普段の人間関係でも応用が利くようになります。

あなたは「褒める達人」に生まれ変わっていることでしょう。

食生活を豊かにする方法(8)
  • 食事をするたびに何か1つ褒めて、褒める力を鍛えていく。
早食いの癖があるかぎり、豊かな食生活は実現できない。

食生活を豊かにする30の方法

  1. まず食べることに、幸せを感じる。
  2. 食事を味わう時間は、人生を味わう時間だ。
  3. 「おいしい」を口癖にすると、食生活が豊かになる。
  4. 食事をおいしくいただくためのおまじない。
    手を合わせて笑顔で「いただきます」。
  5. 「朝から大好物を食べる」という選択肢もあっていい。
  6. 食事をしながら、携わった人たちの様子を思い浮かべよう。
  7. 「まずい」とは言わない。
    「変わった味」「口に合わない」と言い換える。
  8. 日々の食事は、褒めるトレーニング。
  9. 早食いの癖があるかぎり、豊かな食生活は実現できない。
  10. 不作法な食べ方は、野生の猿と同じ。
    文化的な生き物なら、食事マナーを意識しよう。
  11. あなたの健康運は、食べるもので決まる。
  12. 挨拶を交わせる店員さんを増やしていくことが、食生活の豊かさにつながる。
  13. いらいらしたら料理を作ろう。
    ストレス発散の効果が抜群。
  14. 割引券を使うなら、早めに使おう。
  15. 風習の食べ物は、素直に食べておくほうが、食生活が豊かになる。
  16. あなたの食生活には「大好物ランキング」がありますか。
  17. 腕時計を外してみると、時間を忘れて食事ができる。
  18. 食器のグレードアップは、食生活のグレードアップ。
  19. 1日3食にとらわれない。
    1日2食以下でもいい。
    1日4食以上でもいい。
  20. 昨日の食事すべてを思い出せますか。
  21. 今は食べることができなくても、いつか食べられるようになる希望だけは持ち続ける。
  22. 食事の時間は、人生で最も幸せな瞬間の1つ。
  23. 空腹は、おいしさを高める最高の調味料。
  24. 料理を作る立場を経験すると、もっと料理が味わい深くなる。
  25. 同じものを食べ続けるより、いろいろなものを食べるほうが、豊かだ。
  26. おいしいお店を紹介すると、おいしいお店を紹介される。
  27. 急いでいるときでも、食事マナーをおろそかにしない。
  28. あなたの1週間を決めるのは、日曜日の朝食にある。
  29. 大好物は、気が向いたときに食べるものではなく、定期的に食べるもの。
  30. 食べたものを記録してみよう。
    食日記は、健全な食生活を促す習慣。

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