好き好んで嫌われたいと思う人はいません。
誰でも人から好かれたいと思うもの。
できるだけ誰にも嫌われないようにして、できるだけ多くの人から好かれたいと思うのではないでしょうか。
誰もが持つ正直な欲求ではありますが、あまり気にしすぎるのも考えものです。
嫌われないことを意識すると、自分の気持ちに正直に生きることは難しくなります。
人の誘いを断りにくくなります。
はっきり「ノー」と言えなくなります。
相手の顔色をうかがうことが増え、言いたいことがあっても言えなくなります。
やりたくもない仕事を引き受けたり、気が進まない行事に参加したりしなければいけなくなったりするのです。
これでは自分の気持ちに正直に生きることはできません。
相手に迎合するような態度を延々と取り続けなければいけません。
感情の抑圧につながって、自分の気持ちを解放させることができなくなります。
大切なことは、嫌われる勇気を持つことです。
いい人になるのは疲れます。
嫌われる勇気を持てば、自分を縛り付けていた鎖が解かれます。
できることが増え、行動範囲も広がり、自由になれます。
可能性が広がって、自分の人生を生きやすくなるのです。
嫌われると大変なことになると思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
いいえ、それは考えすぎです。
けがをするわけでもなければ、全財産を失うわけでもありません。
もちろん人生が終わるわけでもありません。
嫌われたところで大したことはありません。
「私のことを嫌いになるなら、お好きにどうぞ」と思えばいいのです。
人から嫌われても、気にしなければいいことです。
「嫌われてしまったね。仕方ない」でOK。
地球には80億人以上もの人がいるのですから、1人から嫌われたところで小さなことです。
まだまだほかにも大勢の人がいるのですから、前を向いていきましょう。
人生の主役は自分です。
だから常に自分を尊重です。
自分らしく生きている人はみな、嫌われる勇気を持っています。
嫌われる勇気があるから、自分の意見を言えます。
嫌なことはきちんと断れます。
結果として、自分らしく生きられるのです。