私の実家では、自分の畑でできた作物をご近所にプレゼントをする習慣があります。
いわゆる、おすそ分けです。
私の実家は兼業農家であるため、いろいろな作物を育てています。
お米、サツマイモ、キュウリ、なすび、スイカなどです。
もともと、自給自足を目的に育てているのですが、天候によって作物の育ち方も違います。
天候に恵まれた年は、豊作になるのです。
たくさんの作物は、家族全員で食べても、余る量です。
「食べきれない」と言って捨てるのも、心苦しく感じます。
そこで「作物が余る」とわかった時点で、ご近所さんにおすそ分けをしています。
「もしよかったらどうぞ」という一言で、コミュニケーションが生まれます。
この口実があれば、自然と近所付き合いが生まれます。
相手も喜んでもらえますし、余った物を食べていただければ、自分も助かります。
お互いにとって嬉しいことですね。
そうすると不思議なことに、相手も何かをお返ししてくれるようになります。
「自分の畑でも余り物があるから、ぜひ食べてほしい」と持ってきてくれるのです。
こうしたコミュニケーションを通して、近所との仲も自然と深まるのです。