普通、お金は、使ってしまうとなくなります。
服を買うには、お金が必要になり、お金が減ります。
食事をするにもお金が必要になり、お金が減ります。
お金の使い方には、3通りあります。
(1)生きるために最低必要なお金(食費、家賃、水道代、交通費など)
(2)公的に必要なお金(消費税、保険代など)
お金は、自分にばかり投資するのではなく、ぜひ友人にも投資することが大切です。
投資するのは、何も自分だけではありません。
友人に投資するのも、自分がきれいな心を磨くために大切なことです。
日常生活の中では、時にお金で騙されてしまうことがあります。
私は以前、タクシーで法外な金額を請求されたことがあります。
ニューヨークへ旅行に行ったときのことです。
お金を稼ぐのが、最終的な目的になってはいけません。
お金は、単なる「手段」です。
お金があるからと言って、必ず幸せになれるわけではありません。
お金には「生き金」と「死に金」の2種類があります。
お金の正しい使い方は「生き金」として使うことです。
お金を生かすためには、使うことです。
お金の流れは、血液の流れのようです。
社会全体を、体全体と考えましょう。
健康な体のためには、血行をよくすることが大切です。
お金は、単に、払う払われる関係だけでは、悲しいです。
お金は、物です。
物には、気持ちがありませんから、かっこよくお金を払うことができる人は、いつもお金に気持ちを込めることができます。
お金には、気持ちを込めることが大切です。
「ありがとうございました」と気持ちを込めることができるようになったら、今度は「笑顔」で言えるようになりましょう。
私が行っているスターバックスでは、店員さんはいつも「笑顔」でいます。
お金の価値を知るには、お金を稼ぐ経験が必要です。
子どものころは、稼ぐ能力がないため、仕方なく親のお金に頼ってしまいます。
ある程度大人になって社会経験を積むと、自分の苦労がお金に変わるときがきます。
勉強をするためには、特別、習い事に行く必要はありません。
日常生活は、大きな習い事になっています。
ただ、単なる日常生活を習い事にするためには、コツがあります。
お金の使い方は、アンバランスであることが正常です。
アンバランスなお金の使い方は、下手なお金の使い方だと思われていますが、そうではありません。
しっかり価値観のある、有意義な生き方をしている人は、お金の使い方がアンバランスになります。
お金を払うときに、偉そうな態度に変わる人がいます。
「自分は、お金を払ってやっているのだぞ。お客なんだぞ。きちんとサービスしろ」と思っているようです。
こうした態度では、サービスマンの機嫌を悪くさせてしまいます。
子どものことを本当に思うなら、財産を残してはいけません。
「財産を残すと子どもが助かる」と考えている親が、ときどきいます。
財産を残しても、子どもは助かりません。
お金は、稼ぐより使うほうが難しいのです。
お金を稼ぐためには、ただ働いていれば、生きていくだけの最低限のお金は手に入ります。
しかし、お金の使い方は、使い方しだいで薬にもなり毒にもなります。
もし、あなたの周りにお金持ちがいれば、ぜひお金の使い方を学ばせてもらいましょう。
親のお金や遺産でお金持ちになった人ではなく、自分の力でお金持ちになった人からです。
お金持ちは、お金の使い方が上手な人です。
お金持ちになるポイントは「人を楽しませるためにお金を使うところ」です。
普通の人は、自分が楽しむためだけにお金を使ってしまいます。
しかし、お金持ちの家をレポーターが訪問すると、お決まりの「お部屋の物を1つプレゼントします」というコーナーがあります。
お金持ちになるコツは「お金にくよくよしない」ということです。
お金持ちは、一見お金を水のように使う瞬間があります。
しかし、反対に、節約しているところがあります。
お金の上手な受け取り方は、受け取るときに、片手ではなく、両手で受け取ることです。
私がある日、吉野家で食事をしたときのことです。
食べ終わって、私がお金を支払うときに、店員は両手で受け取ってくれました。
お金のやりとりでは、信用が大切です。
信用を大切にしながら、お金をやりとりするときには「スピード」を大切にしましょう。
お金を返すときには、できるだけ早く返すことが大切です。
「おじちゃん、もっと安くして」
商いでは、お客さんが商品を値切るシーンをよく見かけます。
安くなるほうが、家計も助かるでしょう。
「友人」は、かけがえのない財産です。
日常生活に友人がいるかいないかで、生き方までも大きく変わってしまいます。
私は上京したとき、そばに1人も友人がいませんでした。
金銭感覚を磨くためには、クレジットカードより、現金を持つことが大切です。
クレジットカードとはいえ、本物のお金ではありません。
お金を借りるためのカードです。
やりたいことがあり、そのためにはやはりお金が必要です。
やりたいことのために、お金を稼いだり、ためたりするのは、結構なことです。
ただし、お金を持つことが、目的になってはいけません。
現金で支払うときは、優しい払い方なのに、カードで払うときには、やけに偉そうにする人がいます。
先日私はレストランで、気になる光景を目にしました。
スーツを着た紳士が、支払いのときに、急に変わります。
物に対する相場は、あって、ないようなものです。
物には値段がついています。
値段は、需要と供給のバランスから生まれた金額です。
「気持ちのやりとり」をしたいときは、割り勘をやめればいいのです。
割り勘にすると、お互いが負担を感じることもなく、たしかに楽なものです。
しかし、負担を感じない分、気持ちのやりとりも鈍くなると考えて間違いないです。
金銭感覚を鍛える方法は、できるだけたくさんのスーパーやデパートで買い物をしてみることです。
いろいろなところで買い物をしてみると、品揃えや値段を比べることができるようになります。
お金の感覚は、いろいろな商品を比べているうちに、だんだん身につきます。
人間はお金が大好きです。
お金持ちの周りには、いつも人がたくさん寄ってきます。
お金持ちは、ここで集まってくる人たちが、自分の友人だと勘違いしてはいけません。
お金を消えない財産に変えることが大切です。
消えない財産とは、思い出、知恵、成長などのことです。
消えないため、これを道具にして、お金を稼げばいいのです。