執筆者:水口貴博

上手にお金を使う30の方法

  • 使ったらなくなるお金を、
    使ってもなくならない財産に変えることが、
    上手なお金の使い方。
上手にお金を使う30の方法

使ったらなくなるお金を、使ってもなくならない財産に変えることが、上手なお金の使い方。

普通、お金は、使ってしまうとなくなります。
服を買うには、お金が必要になり、お金が減ります。
食事をするにもお金が必要になり、お金が減ります。

お金を自分に投資することで、人生を明るくできる。
自己投資するだけでいい。

お金の使い方には、3通りあります。
(1)生きるために最低必要なお金(食費、家賃、水道代、交通費など)
(2)公的に必要なお金(消費税、保険代など)

友人のために、お金を使う。

お金は、自分にばかり投資するのではなく、ぜひ友人にも投資することが大切です。
投資するのは、何も自分だけではありません。
友人に投資するのも、自分がきれいな心を磨くために大切なことです。

お金で騙されたら「勉強になった」と考え、次から生かすことが大切。

日常生活の中では、時にお金で騙されてしまうことがあります。
私は以前、タクシーで法外な金額を請求されたことがあります。
ニューヨークへ旅行に行ったときのことです。

「お金持ち」が、幸せだとは限らない。
「心持ち」の人が、本当に幸せな人だ。

お金を稼ぐのが、最終的な目的になってはいけません。
お金は、単なる「手段」です。
お金があるからと言って、必ず幸せになれるわけではありません。

お金は「生き金」として使うことが大切。
「好きなこと」に使うと、お金が生きてくる。

お金には「生き金」と「死に金」の2種類があります。
お金の正しい使い方は「生き金」として使うことです。
お金を生かすためには、使うことです。

社会全体のお金の流れは、体全体の血液の流れと同じ。
流れを止めないことが大切。

お金の流れは、血液の流れのようです。
社会全体を、体全体と考えましょう。
健康な体のためには、血行をよくすることが大切です。

「ありがとうございました」で、お金に気持ちを込めることができる。

お金は、単に、払う払われる関係だけでは、悲しいです。
お金は、物です。
物には、気持ちがありませんから、かっこよくお金を払うことができる人は、いつもお金に気持ちを込めることができます。

お金を支払うときは「笑顔」になるとかっこいい。

お金には、気持ちを込めることが大切です。
「ありがとうございました」と気持ちを込めることができるようになったら、今度は「笑顔」で言えるようになりましょう。
私が行っているスターバックスでは、店員さんはいつも「笑顔」でいます。

自分のお金で支払うと、お金の価値がわかる。
お金の重みを知ることが、勉強になる。

お金の価値を知るには、お金を稼ぐ経験が必要です。
子どものころは、稼ぐ能力がないため、仕方なく親のお金に頼ってしまいます。
ある程度大人になって社会経験を積むと、自分の苦労がお金に変わるときがきます。

身銭を切ると、何でも勉強になる。

勉強をするためには、特別、習い事に行く必要はありません。
日常生活は、大きな習い事になっています。
ただ、単なる日常生活を習い事にするためには、コツがあります。

お金は、アンバランスな使い方で正常。
お金をよく使うところに才能が隠れている。

お金の使い方は、アンバランスであることが正常です。
アンバランスなお金の使い方は、下手なお金の使い方だと思われていますが、そうではありません。
しっかり価値観のある、有意義な生き方をしている人は、お金の使い方がアンバランスになります。

「お金を払ってやる」という考え方では、偉そうになる。
かっこいいお金の払い方。

お金を払うときに、偉そうな態度に変わる人がいます。
「自分は、お金を払ってやっているのだぞ。お客なんだぞ。きちんとサービスしろ」と思っているようです。
こうした態度では、サービスマンの機嫌を悪くさせてしまいます。

お金は、あの世にまでは持っていくことができない。
生きているうちに、使い切ることが大切。

子どものことを本当に思うなら、財産を残してはいけません。
「財産を残すと子どもが助かる」と考えている親が、ときどきいます。
財産を残しても、子どもは助かりません。

子どものころから、お金を持たせることで、金銭感覚を磨くことができる。

お金は、稼ぐより使うほうが難しいのです。
お金を稼ぐためには、ただ働いていれば、生きていくだけの最低限のお金は手に入ります。
しかし、お金の使い方は、使い方しだいで薬にもなり毒にもなります。

お金の使い方が上手になると、お金持ちになれる。

もし、あなたの周りにお金持ちがいれば、ぜひお金の使い方を学ばせてもらいましょう。
親のお金や遺産でお金持ちになった人ではなく、自分の力でお金持ちになった人からです。
お金持ちは、お金の使い方が上手な人です。

自分と周りの人を楽しませるためにお金を使うと、効果が倍になる。

お金持ちになるポイントは「人を楽しませるためにお金を使うところ」です。
普通の人は、自分が楽しむためだけにお金を使ってしまいます。
しかし、お金持ちの家をレポーターが訪問すると、お決まりの「お部屋の物を1つプレゼントします」というコーナーがあります。

お金に、くよくよしない。

お金持ちになるコツは「お金にくよくよしない」ということです。
お金持ちは、一見お金を水のように使う瞬間があります。
しかし、反対に、節約しているところがあります。

お金のやりとりは、両手を使うのが、かっこいいマナー。

お金の上手な受け取り方は、受け取るときに、片手ではなく、両手で受け取ることです。
私がある日、吉野家で食事をしたときのことです。
食べ終わって、私がお金を支払うときに、店員は両手で受け取ってくれました。

お金のやりとりでは、早いほうが信用される。

お金のやりとりでは、信用が大切です。
信用を大切にしながら、お金をやりとりするときには「スピード」を大切にしましょう。
お金を返すときには、できるだけ早く返すことが大切です。

値段を値切ると、気持ちまで値切られる。
「おまけ」をしてもらえばいい。

「おじちゃん、もっと安くして」
商いでは、お客さんが商品を値切るシーンをよく見かけます。
安くなるほうが、家計も助かるでしょう。

お金より大切なことは「友人」だ。
お金ではできないことが、友人にはできる。

「友人」は、かけがえのない財産です。
日常生活に友人がいるかいないかで、生き方までも大きく変わってしまいます。
私は上京したとき、そばに1人も友人がいませんでした。

カードより、現金を持つと、金銭感覚が磨かれる。

金銭感覚を磨くためには、クレジットカードより、現金を持つことが大切です。
クレジットカードとはいえ、本物のお金ではありません。
お金を借りるためのカードです。

自分が楽しめるお金の使い方なら、すべて正解。
どれだけ自分が楽しめるかが大切。

やりたいことがあり、そのためにはやはりお金が必要です。
やりたいことのために、お金を稼いだり、ためたりするのは、結構なことです。
ただし、お金を持つことが、目的になってはいけません。

カードを投げる人は、お金に対して感謝がない。

現金で支払うときは、優しい払い方なのに、カードで払うときには、やけに偉そうにする人がいます。
先日私はレストランで、気になる光景を目にしました。
スーツを着た紳士が、支払いのときに、急に変わります。

金額は、相手が決める。
価値は、自分が決める。

物に対する相場は、あって、ないようなものです。
物には値段がついています。
値段は、需要と供給のバランスから生まれた金額です。

割り勘をやめると「お金のやりとり」から「気持ちのやりとり」ができるようになる。

「気持ちのやりとり」をしたいときは、割り勘をやめればいいのです。
割り勘にすると、お互いが負担を感じることもなく、たしかに楽なものです。
しかし、負担を感じない分、気持ちのやりとりも鈍くなると考えて間違いないです。

金銭感覚は、比べることで身につく。

金銭感覚を鍛える方法は、できるだけたくさんのスーパーやデパートで買い物をしてみることです。
いろいろなところで買い物をしてみると、品そろえや値段を比べることができるようになります。
お金の感覚は、いろいろな商品を比べているうちに、だんだん身につきます。

お金があるときに限ってやってくる人には、気をつけよう。
お金に引き寄せられた人かもしれない。

人間はお金が大好きです。
お金持ちの周りには、いつも人がたくさん寄ってきます。
お金持ちは、ここで集まってくる人たちが、自分の友人だと勘違いしてはいけません。

使ったお金で「消えない財産」に変える。
「消えない財産」で「死んでも消えない財産」に変える。

お金を消えない財産に変えることが大切です。
消えない財産とは、思い出、知恵、成長などのことです。
消えないため、これを道具にして、お金を稼げばいいのです。

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