「友人」は、かけがえのない財産です。
日常生活に友人がいるかいないかで、生き方までも大きく変わってしまいます。
私は上京したとき、そばに1人も友人がいませんでした。
初めての地ですから、当然です。
そんなとき、両親が「お正月に帰省してはどうだ」と、提案してきました。
自分の住まい探しや職探しにちょっと疲れ気味だったので喜んでいたのですが、あることに気づきました。
正月1、2、3日は、銀行や郵便局が閉まっていて、お金を引き出せないのです。
お金がないため、何もできません。
私は、本当に困りました。
「こんなときに、お金を貸してくれる友人がいてくれたら助かったのにな」
そう思いました。
友人は「信用」で、お金を貸してくれます。
それに、友人には、お金ではとうていできない不思議な力を持っています。
友人には、悲しみを半分に、楽しみを2倍にする力を持っています。
友人がいれば、人生の悲しみを半分に、人生の楽しみを2倍にしてくれるといっても過言ではありません。
たった1人でいいですから「友人」がいることで、毎日が楽しくなります。
お金を持っているときには、自分のところに人が集まってきます。
しかし、本当の友人は、自分が一文無しになったときにこそ、そばにいてくれます。
そんな友人と一緒に旅行や、食事をしたりするのには、私はお金を惜しみません。
上手なお金の使い方の1つです。
自分の力では、どうにもできないことを、友人が喜んで助けてくれることに、私はいつも感謝しています。