豊かな発想、品のある態度、素晴らしい才能、秀でた知識と知恵。
こうしたことは、自分を磨くからこそできることです。
誰でも初めからできるわけではありません。
たくさんの経験をして、勉強をして、そうしてやっとほんの少し身につくというくらいです。
そのためには、自分磨きが欠かせません。
自分磨きに対してお金をけちってしまうことは、成長の機会を逃してしまうことです。
この成長の機会は、若ければ若いほうがいい。
若いほうが、吸収力があり、身につきやすく、親の援助に頼りやすい時期だからです。
自分磨きは、できるだけ早いうちに、それもけちらないようにすることです。
自分に対する投資は、今でこそ返ってきませんが、将来は必ず倍以上になって返ってくるようになります。
学生時代に好きな読書に励み、3年間くらいは自分磨きのために捨ててしまうというくらいでいいのです。
今、世界で活躍している一流家たちは、みな青春時代を自分磨きのために費やしてきた経験が必ずあります。
建築家である安藤忠雄さんは、学生時代から、好きな勉強(建築)に打ち込み、自分の才能を磨いていきました。
それも独学です。
学校に通ったり、先生に師事したりしたわけではなく、自分の力で勉強をして、世界に通用する有名な建築家になりました。
学校より自分の勉強は、独学で行うほうがいいと思い、青春時代をすべて建築へと捧げたのです。
自分磨きは、一夜にしてできるわけではなく、継続的な努力が必要です。
継続できる努力は、好きなことでしかできません。
自分磨きとは、好きなことへの追求と言い換えることができるのです。