寝ることは、食べることと同じ人間の3大欲の1つです。
食べないで生きている人はこの世に1人もいないように、寝ないで生きている人もこの世には1人もいません。
人間にとって寝ることは、生きるためには必須です。
同時に、豊かな暮らしにも必要になってくる当たり前でいながら軽く見られがちなことの1つです。
食事もそうですが、睡眠もすべての人に共通する基本です。
食べることと寝ることはそのまま元気へつながり、肉体的な健康だけでなく、精神的な健康に大きく影響を及ぼします。
睡眠不足で無理やり体を起こしていると「なぜこんなにつらい人生を歩んでいるのだろう」と考え方がネガティブになります。
食事も睡眠も不足していると、人生がつらいものと感じてしまうようになり、幸せ度合いが下がってしまうのです。
本来、十分に睡眠を取れていれば、目覚ましは不要です。
十分に睡眠が取れれば、人間は自然と起きるようになっています。
休日にたっぷり睡眠が取れたときには、目覚まし時計は必要なく、自然と起きることができます。
それも爽快な気分で、よい目覚めを感じることができます。
本当は、普段からそういう状態のほうがいいのです。
そういう状態になるように、生活を整えることが大切です。
体が自然に目を覚ますまで十分に睡眠が取れれば、それだけでお金も努力も必要なく幸せな生活が手に入ります。
もっと寝たいけど起きないといけない状態は、いわば目覚まし時計によって、無理やり体に鞭を打っているようなものです。
体の健康にもよくありませんし、精神的な健康にもよくありません。
睡眠時間がどれだけ短いかで自慢する人がいますが、そういう人に限って不幸そうな顔つきをしています。
目の下にはクマができ、肌はかさかさで、元気がないのです。
睡眠不足は、自慢でも何でもありません。
むしろ恥じるべきことなのです。
自分の生活をコントロールすることができず、基本がおろそかになっているため生活全体がぐらついているという状態です。