注文しようとしたところ、残念な返事が返ってくることがあります。
「申し訳ございません。本日分の販売は終了しております」
すでに完売のため売ることができないとのこと。
「残念だな。楽しみにしていたのにな……」
期待が大きければ、それだけがっかりも大きいでしょう。
「わざわざお店まで来たのに、努力が無駄になった」
「サービスが悪いな」
「もっと在庫を確保しておくべきだ」
断られたことにストレスを感じて、文句を言いたくなる人もいるかもしれません。
しかし、ここは大切な場面です。
完売で断られたとしても、いらいらしないことです。
神経をすり減らすだけでいいことは何もありません。
完売になるのは仕方ないことです。
人気があれば、売り切れるのが早いのは仕方ありません。
飲食店とはいえ、在庫数が無限にあるわけではありません。
食材の都合で数に限りがあるのは当然です。
お店が大量に発注しようとしても、小売り・卸売り・生産者の都合があって難しいこともあるでしょう。
いくら在庫があっても、人気であればあるほど飛ぶように売れるため、売り切れるのも早くなるはずです。
改善の余地はあるかもしれませんが、お店側の事情も理解することです。
完売で断られてもがっかりしないでください。
むしろ前向きに考えましょう。
「次の楽しみができたね」と考えればいいのです。
完売ということは、それだけ人気があっておいしいという証拠です。
すでに販売実績が十分あります。
たくさんの人が味見していて、お墨付きをもらっています。
「完売になるくらいおいしいのか!」
前向きに思えば、ますます期待が膨らむでしょう。
完売で断られたとはいえ、永遠にチャンスを失ったわけではありません。
あくまで「本日分の販売が終了した」というだけのこと。
明日になれば販売が再開されます。
今日は食べることができなくても、明日以降にはチャンスがあります。
明日がダメなら、来週でも来月でもかまいません。
もう少し早い時間帯に行けば、それだけチャンスも高まるでしょう。
次もダメだとしても、さらにまた次のチャンスもあります。
未来の楽しみが1つ増えました。
次の機会には食べることができるでしょう。
「次の楽しみができた」と考えれば、未来にわくわくできます。