おしゃれな外観のお店があると、期待ができます。
「わあ、おしゃれなお店だな!」
第一印象がいいと期待できます。
外観がおしゃれできれいだと、店内もセンスがよくて、おいしい料理が出てきそうだとわくわくできるでしょう。
ところが実際に入ってみると、期待外れということがあります。
「店内の雰囲気はいまいちだった」
「外観はよかったのに、肝心の料理がダメだった」
「料理は普通においしかったが、店員の態度が悪かった」
期待値が大きければ大きいほど、がっかり感も大きくなります。
あまりに期待外れであれば、がっかりを通り越して怒りを感じることもあるでしょう。
さて、ここが大切な瞬間です。
このとき、お店の悪口を言わないことです。
思うまではいいですが、口に出して言うのはよくありません。
たとえ聞こえていないとしても「悪口を言った」という事実が残ります。
悪口を言うと、今度はあなたが悪いお客さんになってしまい、自分の品格を下げることになります。
悪口は誰が聞いているかわかりません。
お店の人に聞こえてしまうと、むっとされるはずです。
周りにいるお客さんに聞こえてしまうと、不快な気持ちにさせてしまいます。
一緒に食事をしている人がいれば、気分を悪くさせてしまうでしょう。
せっかくの食事の雰囲気が台無しです。
悪口を言うと、食事の後味が悪くなるだけでいいことはありません。
悪口を言うと、本人の品格が下がり、イメージも悪くなります。
周りの人は「いつか自分も悪口を言われるかもしれない」と不安になって警戒するでしょう。
お店の悪口を言うと、悪印象が自分に跳ね返ってきます。
期待外れで不満が大きいと、何か一言言いたいときもあるでしょう。
あるいは周りから感想を求められることがあるはずです。
期待外れで不満を言いたいとき、おすすめのセリフがあります。
「イメージと違っていた」です。
自分のイメージと実際の様子が違っていたことを伝えるだけですから、悪口にはなりません。
オブラートに包むのが上品です。
どんなに悪口を言いたくても「イメージと違っていた」くらいにしておくのが賢明です。
お店側に明らかな問題がある場合もあるでしょう。
「さすがにこれはおかしい」と思うことなら、きちんと伝えるのも悪くありません。
お店によっては、レジやテーブルのところにアンケート用紙が用意されていることがあります。
改善要望として書いて伝えるといいでしょう。
もしアンケート用紙が用意されていなければ、お店の方に口頭で伝えるのも方法です。
言葉がきつくならないよう、言葉遣いには十分注意しましょう。
感情的ではなく理性的に伝えるよう心がけます。
「○○してください」という命令口調ではなく「○○に問題があるようです」と気づきを与える言い方のほうがいいでしょう。
言葉を選んだうえで丁寧に伝えるのがマナーです。