執筆者:水口貴博

発想力を鍛える30の方法

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あえて興味関心のないことに取り組んでみよう。

あえて興味関心のないことに取り組んでみよう。 | 発想力を鍛える30の方法

発想力を鍛えるキーワードの1つが「興味関心」です。

興味関心のあるものに触れるのではありません。

興味関心のないものに触れるのです。

私たちは普段、自分の興味関心を軸にして、同じような行動パターンを繰り返しがちです。

同じような食事を食べ、同じような服を着て、同じような本を読んでいます。

同じような音楽を聴き、同じような人と関わり、同じような生活を送っています。

もちろん悪いことではありません。

興味関心のあることに触れると、快感で、心地よく、快適です。

自分の価値観と合っているので違和感がありません。

しかし、同じ行動を繰り返してばかりでは、刺激が単調になります。

刺激が偏っていることに、自分でも気づいていないことが少なくありません。

最初は新鮮な刺激も、慣れてしまえば、何でもなくなります。

新しい世界を開拓できず、視野や世界観の制限につながってしまいます。

人の性格は、急に変わるものではありません。

自然に任せて過ごしていると、行動パターンが興味関心のあることに偏ってしまいます。

行動がパターン化すると、刺激もパターン化します。

興味関心に従った行動が、いつの間にか視野や世界観の制限につながる。

結果として、発想力の制限につながっていることがあるのです。

「最近マンネリを感じる」と思う瞬間があるなら、イエローカードです。

すでに生活がパターン化されているせいかもしれません。

そこで、逆のことに取り組みましょう。

あえて興味関心のないことに取り組んでみるのです。

興味関心のないことに近づけば、必ず新しい刺激と出会えます。

いつもと違った食事を食べ、いつもと違った服を着て、いつもと違った本を読みます。

いつもと違った音楽を聴き、いつもと違った人と関わり、いつもと違った生活を送ってみます。

行動パターンを180度変えてみるのも面白い。

意図的に行動パターンを変えると、新しい発見と出会え、新鮮な刺激を味わえます。

違和感を覚えるかもしれませんが「発想力を鍛えるトレーニング」と思いましょう。

たとえば、好みではない食事を食べてみましょう。

以前は「おいしくない」と感じても、今回は「意外とおいしい」と感じるかもしれません。

おいしくないなら「おいしくないこと」を楽しみましょう。

好みではない服を着てみましょう。

「こういう服を着ると、こういう気分になるのか」と、言葉では言い表せない、不思議な体験ができるでしょう。

慣れてくると、意外と似合っているように感じ始めるかもしれません。

興味関心のない本を読んでみましょう。

つまらないかもしれませんが、知の冒険をする気持ちで、じっくり読んでみます。

きっと初めて知ることが多く、視野や世界観が広がるでしょう。

読み進めていくうちに、意外と面白く感じるかもしれません。

いつもとは違ったジャンルの映画を見てみるのもおすすめです。

いつもとは違う感覚に包まれ、新鮮な気持ちを体感できるでしょう。

「こういう世界観もあるのか」と驚き、新しい疑似体験ができるはずです。

価値観が正反対の人と接してみましょう。

「世の中にはこういう人がいるのか」と衝撃を受け、人への理解が深まるに違いありません。

しばらく接していると、だんだん違和感が小さくなり、思いのほか仲良くなれるかもしれません。

反射的に避けるのはよくありません。

違和感に抵抗しながら経験するとき、発想力が鍛えられます。

新しい刺激に触れることで、視野と世界観が広がり、発想力が鍛えられるのです。

さっそく今から行動パターンを変えてみませんか。

合言葉は「興味関心がないから、やってみよう」です。

不思議なやる気が湧いて、行動しやすくなるでしょう。

発想力を鍛える方法(15)
  • あえて興味関心のないことに取り組んでみる。
制限時間を設けると、アイデアが出やすくなる。
適度なタイムプレッシャーは、頭の回転を促してくれる。

発想力を鍛える30の方法

  1. 発想力は、すべての社会人に必要なスキル。
  2. 発想力とは何か。
  3. 大人になった今こそ、発想力を鍛える適齢期。
  4. 気力・体力・精神力には、限界がある。
    思考力・想像力・発想力には、限界がない。
  5. 発想力を鍛えるのに、力を入れて頑張る必要はない。
    力を抜いて、遊び心を爆発させる。
  6. 知識と経験を増やすことは、発想力を鍛えることにつながる。
  7. バスや電車は、発想力を鍛えるトレーニング場。
  8. 通勤経路を変えると、発想力が刺激される。
  9. 漫画や小説で、別シナリオや後日談を考えてみる。
  10. 忙しいからアイデアが出ないということはない。
    暇だからアイデアが出るということもない。
  11. 仕事本番を練習代わりにしていい。
    仕事上の課題は、発想力を鍛える絶好の題材。
  12. 普通に考えるだけでは、アイデアは出ない。
    徹底的に考え抜いてこそ、アイデアが出る。
  13. 集中して考えるのは大切。
    リラックスして考えるのはもっと大切。
  14. 持ち物にニックネームをつけて、発想力と愛着を手に入れよう。
  15. あえて興味関心のないことに取り組んでみよう。
  16. 制限時間を設けると、アイデアが出やすくなる。
    適度なタイムプレッシャーは、頭の回転を促してくれる。
  17. 険しい表情をしていては、いい発想はできない。
    にこにこ明るい表情をしているから、発想力が高まる。
  18. 連想ゲームは、発想力を鍛えるトレーニング。
  19. 「なぜ」は、発想力を鍛える魔法の言葉。
  20. 発想力があるから、創作活動をするのではない。
    創作活動をするから、発想力が鍛えられる。
  21. 類義語辞典は、発想力を鍛える教科書。
  22. 複数の仕事に携わることで、アイデア発想が加速する。
  23. 短所や欠点に注目すると、アイデアが出にくくなる。
    長所や美点に注目すると、アイデアが出やすくなる。
  24. 想像力と発想力の違いとは。
  25. 社会貢献のイメージが、アイデア発想を加速させる。
  26. アイデア発想が脱線したとき、どうするか。
  27. 諦めやすい人は、発想力を鍛えられない。
    粘り強い人が、発想力を鍛えられる。
  28. お酒とコーヒーは、アイデア発想をスムーズにする飲み物。
  29. 発想力に自信があれば、堂々と履歴書に書いていい。
  30. 一番大切なのは、実際に取り組み、継続すること。

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