アイデアを出すときには、考えることが必要不可欠です。
ぼうっとしながら、あるときぱっとひらめくこともありますが、実際はまれです。
アイデアを出すためには、ある程度考える努力が必要です。
既存要素の新しい組み合わせを試しながら「ああでもない、こうでもない」と考えます。
ところが、きちんと考えているにもかかわらず、アイデアが出ないことが少なくありません。
「いろいろ考えたが、アイデアが出ない」
そういうとき、自分に問いかけてほしい一言があります。
「普通に考えるだけで終わっていないか」です。
普通に考えるだけで終わっているなら要注意です。
残念ながら、普通に考えるだけでは、アイデアは出ません。
普通に考えてアイデアが出るなら、誰も苦労しません。
ここで心がけたいのは「徹底的に考え抜く」という姿勢です。
アイデアを出すなら、あらゆる可能性を探るつもりで、徹底的に考え抜く姿勢が必要です。
ある組み合わせがしっくりこなければ、別の組み合わせを試してみます。
別の組み合わせがしっくりこないなら、さらに別の組み合わせを試してみましょう。
ある視点から見て、アイデアが浮かばなければ、別の角度から見てください。
別の角度から見ても、アイデアが浮かばなければ、さらに別の角度から見てみましょう。
考えるだけでわからなければ、実際に試してみます。
実際に試してはっきりしなければ、別の方法で試してみます。
物理的な視野は360度が限界ですが、想像力・発想力の視野は無限です。
私たちが生きる現実世界は1つだけですが、頭の中の世界は無限にあります。
できるだけ視野を広げて、あらゆる可能性を探って考えてみます。
頭だけで考えるのではなく、きちんとノートに書き留めながら考えていきましょう。
自分の頭だけでは限界を感じるなら「人の知恵を借りる」という選択肢もあります。
数人が集まって考えれば、何かいい知恵が出るものです。
あらゆる視点、あらゆる手段、あらゆる組み合わせを網羅したい。
「必ずアイデアがあるはずだ!」と信じ、諦めないことです。
気力・体力・精神力とは違って、思考力・想像力・発想力には限界がありません。
「アイデアがない」という一言は、考え抜いたうえで言えるセリフです。
考えるのではなく、考え抜きましょう。
アイデアは、徹底的に考え抜いたとき、出てきます。