あなたにはお気に入りの小説や漫画がありますか。
「読み終わった」と思っても、それがすべてとは限りません。
小説や漫画のシナリオは1通りでも、想像力・発想力を生かせば、楽しみ方はほかにもあります。
新しい楽しみ方として考えてみたいことがあります。
それは「別シナリオ」と「後日談」です。
別シナリオや後日談を考えることで、1つの作品から複数の物語を作れるため、楽しみ方が倍増します。
自分のオリジナルで、別シナリオを考えてみましょう。
たとえば、出会うシーンなら、出会わなかったときのシナリオを考えてみます。
恋人と別れるシーンなら、交際関係が続いていたときのシナリオを考えてみます。
ベストタイミングのシーンなら、タイミングが合わなかったときのシナリオを考えてみます。
勝つシーンなら負けるシナリオを考え、負けるシーンなら勝つシナリオを考えてみます。
ハッピーエンドならバッドエンドを考え、バッドエンドならハッピーエンドを考えてみます。
あくまで想像ですから、どんなシナリオを考えても自由。
物語の雰囲気やテイストを考慮すると、別シナリオを想像しやすくなるでしょう。
自分の経験を生かせば、細かく具体的に考えやすくなるはずです。
「こうなればよかったのに!」と思うシーンがあれば、別シナリオを考えるベストタイミングです。
想像力・発想力を働かせて、自分なりに別シナリオを考えてみましょう。
シナリオライターになった気分になれるでしょう。
完結している物語なら、後日談を考えてみるのも面白いでしょう。
幸せな後日談を考えてみるのもよし。
意外な後日談を考えてみるのもよし。
少し考えをひねって、不幸な後日談を考えてみるのも悪くありません。
後日談なら、完全に新しいシナリオを考えることになるため、もう1人の著者・漫画家になった気分を味わえるでしょう。
結末に不満があるなら、自分好みの後日談で、物語を再完結させてみます。
頭の中で「この後はこうなった」という続きのストーリーを考えるだけであっても、想像の世界に引き込まれるはずです。
後日談を考えるときも、1パターンだけでなく、複数のパターンを考えてみると、さらに楽しみ方が広がります。
難しく考えず、ぜひ気軽に取り組んでみてください。
別シナリオや後日談を考えると、楽しみ方の幅だけでなく、想像力・発想力の幅も広がります。
もっと面白いシナリオを作るつもりで考えれば、想像力と発想力が豊かになるでしょう。
物語は1つでも、想像力と発想力があれば、1つの作品から複数の物語を生み出すことが可能なのです。