発想力を鍛えるのに有効な方法の1つが「連想ゲーム」です。
連想ゲームとは、ある事柄から、それと関連の別の事柄を思い浮かべ、どんどんつなげていく遊びです。
しりとりゲームをすることはあっても、意外と連想ゲームをすることは少ないのではないでしょうか。
しかし、連想ゲームは、頭を働かせるのに有効です。
しりとりゲームより高度に脳を使うことになるため、発想力を鍛えるトレーニングとして効果的な方法です。
道具は何も必要ありません。
自分の頭だけでゲームを楽しむことができます。
連想ゲームに難しいルールはありません。
最初に適当なキーワードを挙げて、どんどん関連する事柄をつなげていくだけです。
たとえば「山」というキーワードから連想ゲームを始めるとします。
「山→川→魚→お刺し身→タンパク質→筋力トレ→ダイエット→運動→ジョギング→汗…」
どんどん関連するものをつなげていくようにします。
自分が「関連している」と思うことなら何でもOKです。
「お金」というキーワードから連想ゲームを始めるとします。
「お金→財布→硬貨→紙幣→投資→銀行→ATM→監視カメラ→レンズ→虫メガネ…」
「スポーツ」というキーワードなら、次のような連想になるでしょう。
「スポーツ→運動場→太陽→紫外線→日焼け→しみ→日焼け止めクリーム→におい→鼻→嗅覚…」
少しでも関連していればOKです。
連想ゲームを進めていくにつれて、どんどん違った方向に進んでいくのが面白い。
連想ゲームに行き詰まったら、類義語辞典を使ってもかまいません。
カンニングのように思えますが、そもそも連想ゲームは試験ではありません。
類義語辞典を使えば「こんなキーワードがあったのか」と、新しい発見が得られるでしょう。
発想力だけでなく、語彙力を鍛えることにもつながるので、一石二鳥です。
連想ゲームに慣れてきたら、できるだけ連想パターンを固定化しないよう、多様性を意識してみてください。
たとえば、お金から「財布」をイメージしたら、次回は、お金から「銅」「銀行」「お金持ち」など別のイメージで考えてみます。
同じ連想パターンもいいですが、できるだけパターンを変えていくほうが、発想力を鍛えるトレーニングになります。
連想ゲームを堅苦しく考えないでください。
「関連している」という感覚も、常識や固定観念にとらわれがちです。
自分が「関連している」と感じるなら、何でも連想を膨らませていいのです。
風船を膨らませるようなイメージで連想ゲームに取り組めば、楽しい時間を過ごせるでしょう。
連想ゲームを無制限に続けられるようになれば、発想力が鍛えられた証拠です。