発想力を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか。
「鍛える」という響きのせいでしょうか。
「体を鍛える」という表現があるように、発想力を鍛えるときも「力を入れて頑張る」というイメージがあるかもしれません。
もちろん頑張ることは大切です。
仕事でも勉強でもスポーツでも、頑張るからこそ、成果を上げることができます。
遊んでばかりでサボっている人より、きちんと真面目に頑張っている人のほうが、結果が出やすい。
頑張れば必ず報われるとは限りませんが、結果を出している人は必ず頑張っています。
当たり前のことであり、誰も異論はないでしょう。
しかし、発想力に関しては、力を入れて頑張ることが効果的とは限りません。
発想力を鍛えるには、頭を柔らかくする必要があります。
常識や先入観にとらわれず、できるだけ思考を自由な状態にすることが大切です。
余計な力を入ると、思考の柔軟性が失われるため、現実的な考え方になります。
常識や先入観にとらわれてしまい、結果として発想が固くなってしまうのです。
発想力を鍛えるなら、逆を心がけましょう。
力を入れるのではありません。
むしろ力を抜くのです。
発想力を鍛えるのに、力を入れて頑張る必要はありません。
もちろん気合も必要ありません。
肩の力を抜き、リラックスしましょう。
常識や先入観を忘れ、柔らかい心を意識しながら、自由に発想できる状態にしましょう。
特に大切なのは「遊び心」です。
勉強やスポーツでは、遊んでばかりいると成績が下がりますが、発想力では逆です。
頭の中であれば、いくら遊んでもOKです。
真面目な発想からくだらない発想まで、どんなことでも発想していい。
遊べば遊ぶほど、さまざまな視点から見ることができるようになり、発想力が鍛えられます。
頑張るのではなく、遊びましょう。
踏ん張るのではなく、楽しみましょう。
ただ遊び心を持つのではなく、爆発させましょう。
どれだけ力を抜き、どれだけ遊び心を爆発させるかです。
頭の中なら、どれだけ遊び心を爆発させてもかまいません。
発想力を鍛えるなら、ゲーム感覚で取り組むくらいでちょうどいい。
力を抜いて、遊び心を爆発させることで、発想力を鍛えられていきます。